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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

冬の白山の水の恵みを感じる瞬間

2012年12月26日
白山
こんにちは。
白峰は寒波によって、一気に雪が積もりました。
自然観察会の下見に行きたかったのですが、雪がなく、なかなか行けていなかったので、これで行けることができ、一安心です。

【昼過ぎから降り始めた雪。除雪が始まりました。】

さて、冬の白山国立公園は閉鎖されており、白峰内でも人の姿を見る機会が少なくなってきました。
私もここ2ヶ月ほど事務所内で、データの整理や施設整備の資料作りなどでパソコンと向き合っている毎日です。
そんな中、晴れも雪も関係無く動き回るのが動物です。
しかし、やはり晴れの日の方が動きやすいのでしょうか?
デスク前の窓から見える、キリの木に来訪する冬にしか見ないジョウビタキや、いつもいるキツツキの仲間のアオゲラやアカゲラ、コゲラ、町でも見ることの出来るシジュウカラなど、仕事をしながらでも色々な鳥を見ることが出来ます。
ここぞとばかりに飛来する鳥は、一生懸命巣材や餌を探していたのでしょうか?

【何かを考えているのか・・じっとするジョウビタキ!】

【アオゲラの羽の色は何とも言えない色をしていますね。】

【せっせと忙しいアカゲラ】

【ツンツン突っつく小さいコゲラ】

【小さくて可愛いシジュウカラ】

ここでしか見られない鳥ではありませんが、ある程度の自然のまとまりがないと生息できない鳥もいます。

きっと豊かな自然が保たれているからこそ、様々な鳥類が生きていけるのではないでしょうか。

冷え性の僕を気遣ってか、ペレットストーブ(間伐材のチップを固めて燃料にしたストーブ)の側に席を移動してもらいました。
しかし今度は目や喉が乾燥しています。(ものすごくわがままを言っていますが・・)
そこで、水を一口飲み喉を潤し、冷えた手先や足先をストーブで暖める。
鳥も僕も室内でも室外でも、白山の水や木々の恵みを受けていることを実感します。
あなたはどんなことで自然を感じますか?
感じたことない人は、身近な物で感じてみて下さい。
きっと自然に対する感謝の気持ちが生まれて来るはずですので。