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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

セレトナフェスタ2012に出展しました。

2012年11月06日
名古屋
 名古屋市の隣町、大府市にある二ッ池セレトナは自然体験学習施設であり、毎年この時期になると自然とふれあうイベント「セレトナフェスタ」を開催しています。
 このイベントに「藤前干潟の生き物に触れ合おう」というテーマで名古屋自然保護官事務所が初めて出展しました。生物多様性や藤前干潟に関する展示及びワークショップを行うことで、生物にあふれる場所が身近にあることを認識してもらうとともに、生き物について啓発して生物多様性への興味を喚起する目的で実施しました。



【藤前干潟のブース】

 今回、私たちは藤前干潟に住む生き物を知ってもらうために、干潟のカニや貝、魚などを藤前干潟から連れて行き、タッチプールで皆さんに触れ合っていただきました。このタッチプールは子供達に大人気で、子供達はカニに触るのが怖くて初めは指の先でツンツンするだけでしたが、慣れてくるとカニを手の平に乗せたり、腕の上を歩かせたりと、興味津々の様子でした。カニを触るのは怖いので、動かなくて怖くないヤマトシジミだけを触る子供達もいました。



【タッチプールで藤前干潟の生き物とふれあう】

 大人も子供も生き物を実際に手にとって良く観察することで、新たな発見や疑問が次から次へと沸いてくるようで「なんでこのカニは目が細長いの?」「どこに住んでいるの?」「貝の模様や形が違うよ!」「このサイズで大人なの?」・・などいろんな質問を繰り出し、各生き物の特長を解説すると納得している様子でした。来訪者の中にはこのタッチプールを目当てにイベントに来られた方もいらっしゃいました。プール内を動き回るたくさんの生き物を見て子供達はプールに食いついて、なかなかその場から離れようとせず保護者の方々は大変そうでした。
 
 タッチプールの他にも、藤前干潟に住むヤマトシジミの貝殻を用いて、シジミの貝殻合わせを行いました。一対の貝殻の内側に同じ絵を描いてもらい、蝶番でパキンと割って裏返してトレイに配置します。これを神経衰弱の要領で自分が描いた絵を当ててもらうというゲームです。一対の貝殻でないと貝はピッタリ合わないので、二枚貝の遺伝的多様性に気づいていただけたかと思います。




【シジミの貝合わせゲーム】

 来訪者の多くは、藤前干潟の存在や場所を知らず、「干潟」が何なのか分からない方もいらっしゃり、名古屋の隣町であるのに案外知られていないことに気づきました。藤前干潟を知らなくても、生き物には高い関心があるようで、みなさん展示水槽を食い入るように見て行かれました。生き物には人々を引きつけるパワーがあると実感しました。今回、出張してもらった藤前干潟の生き物達は、一日子供達の相手をしたおかげで大変お疲れの様子でした。

 屋外では、森の中にロープの橋を渡して遊ぶモンキーブリッジや竹細工、「木ーホルダー」作成、池周遊ウォークラリーなどが実施されており、自然を満喫できる内容が盛りだくさんで、自然との調和、共生を感じることができました。



【会場の様子】



【竹で作成した日用品の数々】



【モンキーブリッジで遊ぶ(写真左)、木ーホルダー(写真右)】

 藤前干潟でも今月の17、18日に「藤前干潟ふれあいデー」という大きなイベントが開催されます。今回のセレトナフェスタで実施した生き物タッチプールをはじめ、自然観察会やワークショップ、体験ブース等、楽しいコーナーを盛りだくさんご用意しておりますので、是非足をお運びになって、思う存分藤前干潟を楽しんで下さい。

藤前干潟ふれあいデー2012に関する詳しい情報はこちらをご覧下さい。