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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

秋に鳴く虫の観察会

2012年10月09日
志摩
10月6日(土)、暑いくらいの秋晴れだったこの日、
横山ビジターセンターの自然観察会「秋の鳴く虫」が開催されました。
私もお手伝いで参加してきました!

コオロギやキリギリスなどの鳴く虫だけでなく、トンボやバッタもたくさん見られるこの時期。今回は、“どんな場所にどんな虫がいるのか”その違いを知ることを目的にして、鳴く虫を含めたいろんな“秋の昆虫”を探しました。




乾いた草むらは、とにかくバッタが多い!
湿った草むらだと、コオロギの他、たくさんのトンボが飛び回っていました。
みなさん草むらで力を出し切って、森の中に行く頃には少々お疲れ気味(^^;)
森での採集は時間を短縮して、すこし早めに切り上げました。

ところで。
この日は捕まえることができませんでしたが、秋のトンボの代表といえば「アキアカネ」。普通にたくさんいるものだと思っていたのですが、いま急速に数が減っているそう。農業の形態が変わり、農薬が広く使用され出したこと、冬には田んぼから水を抜くようになったこと等が原因と考えられているようです。当たり前だと思っていたアキアカネが飛ぶ秋の風景が見られなくなるかも?というのはショックな事実でした。


【肝心の鳴く虫の写真がほとんど撮れていませんでした。。。】

昆虫たちの他にもいろんな色のキノコが生えていたりドングリが落ちていたり・・・
足下の自然観察がたのしい季節になりました。
みなさんもいろんな場所で秋の散策たのしんでくださいね♪♪