中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

グリーンワーカー事業のイベント開催中!

2012年06月27日
志摩
毎年夏期に行っているグリーンワーカー事業(GW事業)の自然体験プログラムが今年も始まっています。

この観察会での主なフィールドは「海」!
さまざまな体験を通して、伊勢志摩国立公園の“豊かな海の自然”と取り巻く“漂着ごみの問題”について理解を深めてもらおうという取り組みです。
毎回たくさんのお申し込みをいただく、人気のプログラムです!

今回は、これまで開催した2回分の様子をまとめてお伝えしたいと思います♪

≪第一回目≫
「カヤックで行く!無人島調査隊!!」
 実施日:6月16日(土) 9:00~12:30
 場 所:鳥羽キャンプセンター
 内 容:①漂着ごみのお話、②海岸散策、③パックテスト、④漂着物アート作り
 (雨天のため、内容を変更して実施しました。)


【当日の様子】

【こんな島に渡る予定でした。】

鳥羽キャンプセンターの前には、ノリ粗朶やカキ養殖の筏が浮かぶ海が広がっています。
自然と人々の暮らしとが融合した風景がこの場所の大きな魅力ですが・・・
前回の記事でもお伝えしたように、鳥羽市には年間約5000tもの漂着ごみが流れついており、景観や養殖業への影響が問題になっている場所でもあります。
この日は、それぞれの活動を通して、鳥羽の漂着ごみの現状や自分たちにできることを学んでもらいました。


≪第2回目≫
「生き物調査隊!磯観察&干物作り」
 実施日:6月24日(日) 13:00~16:00
 場 所:三重外湾漁協 宿田曽市場 他
 内 容:①市場見学、②干物作り、③海岸の生きもの調査、④海岸のゴミ拾い
 (昨年から新たに始まった内容です。2011年6月22日の記事参照。)


【当日の様子】

私たちが普段食べている魚は、どんな流れを経て手元に届くのか・・・??
その流れを探るなかで、“自分たちの暮らし”と“生きものの暮らし”との繋がりを感じてもらうのが目的です。
また、海岸のごみ拾いでは、十数分で軽トラック一杯分ほどのごみが集まりました。
生きものたちの生活の場で起きている問題について、身を以て感じてもらえたのではないでしょうか。


次回は、7月7日(土)に行います。
定員に達したため、受け付けは締め切ってしまったのですが・・・
また当日の様子をこの場でご報告したいと思います!!