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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

ブナオ山観察舎での生きもの発見

2011年12月22日
白山
こんにちは。
今週末、白山麓は大雪だそうです。
外に出ると、既に周りは真っ白なのに・・更に白くなります。
きっと良いホワイトクリスマスを迎えられるでしょう。

さて、クリスマスを終え、大晦日に向かうにつれ、ゆっくりと、しみじみとなるのが日本の年末というイメージがありますが・・クリスマスも年末も関係なく外を歩き回るのが動物です。

ここのところ毎週、休日に白山市の中宮にあるブナオ山観察舎に通っています。
冬期間は白山国立公園に入ることが出来ないのですが、ここでは白山国立公園を身近に感じることが出来ます。

ここから、尾添川を挟んで対岸にあるブナオ山の山すそを双眼鏡で覗いて、生息する生きものや樹木を観察することが出来ます。

一日中いると、色々な生きものが見られます。

【サル君発見】

ニホンザルの群れを発見!
さらには・・・

【おおっ、こんなにも】

群れで木で寒さに耐えていたのでしょうか。
翌日も訪ねてみると、同じ場所にいました(二日連続で行きました 笑)


また違う日ですが、上空を優雅に飛ぶいきものが・・

【上空には・・】

イヌワシです。
この日はつがいで長時間旋回していました。
見とれていたら閉館時間までいてしまいました。


雪が降ると、地面を歩く動物は発見しやすくなります。
上空を飛ぶイヌワシは谷ごとに縄張りをはるらしく、この観察舎からはこのつがいだけが見えるとのことです。

また、ニホンカモシカも縄張り意識が強いそうで、ブナオ山の見える範囲の上の方はこのつがい、下の方はこのつがい、というような詳しい情報を職員の方に優しく教えてもらうことが出来ます。

その他にも、週末にはミニ観察会が開かれ、かんじきを履いて周辺の散策などを行えるそうです。みなさんも是非行ってみてください。