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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

竜ヶ峠~鷲嶺(しゅうれい)

2011年11月17日
志摩
今日は、パークボランティアの歩道調査活動に同行し、伊勢市にある「竜ヶ峠(たつがとうげ)」と「鷲嶺(しゅうれい)」に行ってきました。

猟期に入っているため、事前に三重県猟友会に狩猟の実施予定を確認。そして、今回神宮の宮域林(きゅういきりん)に入るため、神宮司廳(じんぐうしちょう)より入林の許可をいただきました。また、鷲嶺は特別保護地区に指定されているため、土石や植物等の採集、樹木の伐採、許可なく歩道を整備することが禁止され、貴重な自然を守るためのルールが公園内でも特に厳しく定められていいます。

さて、今回は鷲嶺まで行かなければならないので、時間の関係で『伊勢志摩ウォーキング60』で紹介されているコースを大幅にショートカットし、竜ヶ峠の登り口まで車で上りました。(※登り口までは、道がかなり狭いので、軽自動車でないと通れません!)


【たくさんの案内看板】
竜ヶ峠までの登山道は、その昔、神宮への参拝や生活の為に使われていた山越えの道です。車の普及と共に利用されなくなってしまっていたのを、地元の有志の方々と伊勢市が連携して整備を行ったそうで、ところどころに山をかたどった(?)案内標識があったり、地元の伝説や名前のついた岩などの解説板があり、とてもきれいに整備されていました。


【竜ヶ峠頂上(333m)】
立派な東小屋が設置されており、景色を見ながら休憩できます。竜ヶ峠についての解説が書かれた看板もあります。そして、ここからが宮域林となり、急勾配の登りが続きます。落ち葉で滑りやすく、道幅もかなり狭くなる箇所があるので、足下注意です!



【鷲嶺の頂上(548m)】
この積まれた石の中には、道中にあるものと同じ、御影石で作られた神宮の石標があるのだそう。木々もまばらで、少し開けた場所になっていますが、展望はききません。


【展望岩からの眺め】
鷲嶺の頂上は展望がきかないので、景色を見るのは少し戻ってこの展望岩から。左手が五ヶ所方面です。連なった山々は、遠いほどに霞みがかり、グラデーションが美しいです。


【マツカゼソウ】
白い小さな花を咲かせていました。「茶屋跡」から竜ヶ峠にかけて、歩道沿いにたくさん生息しています。


【イズセンリョウ】
山の中では、白くてまんまるの実がよく目立ちます。道中多く見かけられました。

宮域林の中は、落ち葉が積もり、全くと言っていいほど下草が生えていなかったのですが、どこも光が差し込んで明るく不思議な雰囲気でした。そのため、ヒメシャラの赤い木肌や、色鮮やかな木の実はよく目立ちます。
ただ、竜ヶ峠から鷲嶺にかけては傾斜もかなり急で、だんだん足が上がらなくなり、結構辛くなってきます。。。
それでも、いろんな発見に感動しながら歩くボランティアさん達といっしょだと、「楽しい!」が勝ってしまうので不思議です(^^)
ツバキの木も多く見られたので、花の時期に行くとまた違った景色が楽しめそうでした。みなさんも、ぜひいろんな発見を楽しみながら歩いてみてくださいね。


竜ヶ峠までのコースは、横山ビジターセンターのホームページに掲載されている「伊勢志摩ウォーキング60」で参照できます。
○「平家の里をゆく」(NO.7)
http://www.yokoyama-vc.jp/