アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
秋の笹ヶ峰、紅葉だより
2011年10月14日
妙高
雲は多いものの、時々晴れ間の除く10月12日の朝、笹ヶ峰ミニビジターセンターの附属施設の確認のため、10日ぶりに笹ヶ峰に出かけました。
10日前「秋の笹ヶ峰自然教室」運営のため笹ヶ峰を訪れたときは、まだウルシ類が少し色づいた程度で紅葉が始まったばかりでした。ここ数日で標高750m程の事務所近くのいもり池周辺のツタウルシも真っ赤に色づきましたので、標高1300m程の笹ヶ峰では紅葉も終わりに近いだろうな、と思いながら向かいました。
今年は例年より10日以上早い10月3日に隣の妙高山も初冠雪し、天気も変わりやすい日が続いていましたので、紅葉は正直あまり期待していませんでした。
杉野沢の、ほんのり色づきはじめたカラマツ林をぬけて笹ヶ峰に近づくつれ、あたりは黄色一色の世界に変わりはじめました。去年の秋は、紅葉がはっきりしないまま冬になってしまった印象がありましたので、この黄色の世界は、私にとって嬉しい誤算でした。
黄金のトンネルを抜けてまたしばらく進むと、白樺で作った「笹ヶ峰高原」の看板が右手に見えてきます。看板の周りには芝生が広がっていて、「笹ヶ峰一周歩道」を歩く皆さんの休憩ポイントにもなっています。
広場の奥、妙高山の外輪山「三田原山」も錦の衣をまとっていました。
さらに進んで「火打山登山口」に向かう最後のカーブでは、
息を呑むほどの紅葉のトンネルになっていました。
火打山登山口の駐車場は40台ほどでいっぱいになってしまいますが、平日にもかかわらず満車の状態で、ナンバーをみると全国各地から訪れて頂いていることが一目瞭然です。火打山の高谷池にある「高谷池ヒュッテ」も連休中満員だったようで、昨今の山ブームに紅葉の時期が重なり、多くの方に利用して頂いていることがわかります。「笹ヶ峰キャンプ場」側にも大きな駐車場がありますが、連休中はこちらもいっぱいだったそうです。この日は20台ほど駐車されていました。
両方の駐車場の周りにある木々も鮮やかに色づき、白樺の白い樹皮に紅やオレンジや黄色が映えて、駐車場の周りだけでも、高原でしか味わうことのできない景色を楽しむことができます。
駐車場に車を止めて、キャンプセンターの横を通り過ぎると、笹ヶ峰ミニビジターセンターが左手に見えてきます。ビジターセンターの周辺でも、
ご覧のとおりでした。
この奥のキャンプサイトやキャンプ場周辺の遊歩道でも、美しい紅葉を見ることができました。
10月11日から12日の「火打山ライチョウ調査」から戻った職員曰く、火打山登山道の十二曲り周辺でも美しい紅葉が楽しめたとのことですので、今週末まで笹ヶ峰周辺で紅葉を十分楽しめるのではないかと思います。
JR妙高高原駅から車で45分程で秋の高原を満喫できる笹ヶ峰に、是非一度いらしてみてはいかがですか。
国立公園の保全と利用のバランスとりつつ生物多様性を維持していくことは非常に難しい問題ですが、まず、この景色を一人でも多くの方に味わっていただくことが、素晴らしい自然環境を守り、次の世代に受け渡していく行動につながる第一歩ではないかと考えております。
10日前「秋の笹ヶ峰自然教室」運営のため笹ヶ峰を訪れたときは、まだウルシ類が少し色づいた程度で紅葉が始まったばかりでした。ここ数日で標高750m程の事務所近くのいもり池周辺のツタウルシも真っ赤に色づきましたので、標高1300m程の笹ヶ峰では紅葉も終わりに近いだろうな、と思いながら向かいました。
今年は例年より10日以上早い10月3日に隣の妙高山も初冠雪し、天気も変わりやすい日が続いていましたので、紅葉は正直あまり期待していませんでした。
杉野沢の、ほんのり色づきはじめたカラマツ林をぬけて笹ヶ峰に近づくつれ、あたりは黄色一色の世界に変わりはじめました。去年の秋は、紅葉がはっきりしないまま冬になってしまった印象がありましたので、この黄色の世界は、私にとって嬉しい誤算でした。
黄金のトンネルを抜けてまたしばらく進むと、白樺で作った「笹ヶ峰高原」の看板が右手に見えてきます。看板の周りには芝生が広がっていて、「笹ヶ峰一周歩道」を歩く皆さんの休憩ポイントにもなっています。
広場の奥、妙高山の外輪山「三田原山」も錦の衣をまとっていました。
さらに進んで「火打山登山口」に向かう最後のカーブでは、
息を呑むほどの紅葉のトンネルになっていました。
火打山登山口の駐車場は40台ほどでいっぱいになってしまいますが、平日にもかかわらず満車の状態で、ナンバーをみると全国各地から訪れて頂いていることが一目瞭然です。火打山の高谷池にある「高谷池ヒュッテ」も連休中満員だったようで、昨今の山ブームに紅葉の時期が重なり、多くの方に利用して頂いていることがわかります。「笹ヶ峰キャンプ場」側にも大きな駐車場がありますが、連休中はこちらもいっぱいだったそうです。この日は20台ほど駐車されていました。
両方の駐車場の周りにある木々も鮮やかに色づき、白樺の白い樹皮に紅やオレンジや黄色が映えて、駐車場の周りだけでも、高原でしか味わうことのできない景色を楽しむことができます。
駐車場に車を止めて、キャンプセンターの横を通り過ぎると、笹ヶ峰ミニビジターセンターが左手に見えてきます。ビジターセンターの周辺でも、
ご覧のとおりでした。
この奥のキャンプサイトやキャンプ場周辺の遊歩道でも、美しい紅葉を見ることができました。
10月11日から12日の「火打山ライチョウ調査」から戻った職員曰く、火打山登山道の十二曲り周辺でも美しい紅葉が楽しめたとのことですので、今週末まで笹ヶ峰周辺で紅葉を十分楽しめるのではないかと思います。
JR妙高高原駅から車で45分程で秋の高原を満喫できる笹ヶ峰に、是非一度いらしてみてはいかがですか。
国立公園の保全と利用のバランスとりつつ生物多様性を維持していくことは非常に難しい問題ですが、まず、この景色を一人でも多くの方に味わっていただくことが、素晴らしい自然環境を守り、次の世代に受け渡していく行動につながる第一歩ではないかと考えております。