アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
地域住民と白山登山
2011年08月11日
白山
毎日暑いですね。
白峰でも日中は暑いものの、夜は毛布を被る程涼しくなり、とても過ごしやすい夏を送っています。
さて、先日2つのふれあいイベントに参加をしてきましたのでご紹介します。
【しらみね自然体験村~白山登山~】
しらみね自然体験村という白山麓をフィールドに5日間体験学習を行う行事がありました。その中に1泊2日で白山登山のプログラムがあり、白山について説明するスタッフとして参加してきました。
参加者は白山市の小学生4、5年生が中心で、スタッフを含め20名ほどで白山に登りました。
中には昆虫に詳しい子供や高山植物に詳しい子供がいて、教えてもらうほどでした。
そうでない子でもただ単に教えるだけでなく、その花や木、鳥類の鳴き声などの特徴を挙げ、一緒に本を見て名前を調べました。
室堂で宿泊し、2日目の早朝皆さんの行いが良かったためか?ご来光もギリギリ確認でき、みんな笑顔で無事に下山しました。
運良くご来光
【北陸朝日放送20周年記念野口健さんと登ろう親子白山登山】
スタッフを含め、100人強という大人数の中、野口健さんと一緒に登山と環境保全活動を楽しみました。野口健さんというと「清掃登山」というイメージが強いかもしれません。しかし、白山はゴミを拾うのに100人も必要なほどゴミが落ちている山ではありません。(関係者、登山者の努力のたまものです)
そこで、オオバコという低地生の在来植物であるにも関わらず、亜高山、高山帯に侵入してきている、いわゆる外来生物の除去を一緒に行いました。
大人数が参加したため、かなりの量のオオバコ除去が出来ました。
野口さんはとても気さくな方で、一緒に登った登山者や、たまたますれ違う登山者と挨拶を交わし、握手や写真を撮ってくれていました。参加者もご満悦の様子で、無事下山できました。
野口さん、皆さん、お疲れ様でした。
外来除去活動
以上の2つのイベントを通して共通していたのが子供が参加していること。
イベントを開く上で子供というと、怪我の心配等で結構気を遣うものです。
しかし、純粋な子供から、それ以上に何か教えられるものがあった気がします。
とりあえず、ものすごく質問を受けました。
「なんで、あの鳥はあーゆー風に鳴くの?」
「あの花はなんで赤いの?」
という無茶苦茶な質問から
「こっちは挨拶したのになんであのオジサンは返してくれないの?」
「なんであのオバサンは2人歩ける道の真ん中を1人で歩くんだろう?」
という、素朴な疑問を当人に聞こえるように言ってしまう素直な質問。
大人としては「おいおい」とそんな疑問に焦ってしまいますが、自分を見つめ直すと「そういう人は何を言っても変わらない」という固定概念が年を取れば取るほど強くなってきていることに気づきます。
それを純粋に疑問と思う心を大人は無くしてしまっているのかもしれませんね。
上に挙げた質問も、新たな自然への気づきとして、子供に感じられて、大人には気づかないポイントなのかもしれません。
勝手に感じたことを書きましたが、とにかく子供をがっかりさせてはいけませんね。気持ちよく挨拶していきましょう。
今回、講師として参加したのですが、逆に子供達に色々教えられてきました。みんな、ありがとう。
白峰でも日中は暑いものの、夜は毛布を被る程涼しくなり、とても過ごしやすい夏を送っています。
さて、先日2つのふれあいイベントに参加をしてきましたのでご紹介します。
【しらみね自然体験村~白山登山~】
しらみね自然体験村という白山麓をフィールドに5日間体験学習を行う行事がありました。その中に1泊2日で白山登山のプログラムがあり、白山について説明するスタッフとして参加してきました。
参加者は白山市の小学生4、5年生が中心で、スタッフを含め20名ほどで白山に登りました。
中には昆虫に詳しい子供や高山植物に詳しい子供がいて、教えてもらうほどでした。
そうでない子でもただ単に教えるだけでなく、その花や木、鳥類の鳴き声などの特徴を挙げ、一緒に本を見て名前を調べました。
室堂で宿泊し、2日目の早朝皆さんの行いが良かったためか?ご来光もギリギリ確認でき、みんな笑顔で無事に下山しました。
運良くご来光
【北陸朝日放送20周年記念野口健さんと登ろう親子白山登山】
スタッフを含め、100人強という大人数の中、野口健さんと一緒に登山と環境保全活動を楽しみました。野口健さんというと「清掃登山」というイメージが強いかもしれません。しかし、白山はゴミを拾うのに100人も必要なほどゴミが落ちている山ではありません。(関係者、登山者の努力のたまものです)
そこで、オオバコという低地生の在来植物であるにも関わらず、亜高山、高山帯に侵入してきている、いわゆる外来生物の除去を一緒に行いました。
大人数が参加したため、かなりの量のオオバコ除去が出来ました。
野口さんはとても気さくな方で、一緒に登った登山者や、たまたますれ違う登山者と挨拶を交わし、握手や写真を撮ってくれていました。参加者もご満悦の様子で、無事下山できました。
野口さん、皆さん、お疲れ様でした。
外来除去活動
以上の2つのイベントを通して共通していたのが子供が参加していること。
イベントを開く上で子供というと、怪我の心配等で結構気を遣うものです。
しかし、純粋な子供から、それ以上に何か教えられるものがあった気がします。
とりあえず、ものすごく質問を受けました。
「なんで、あの鳥はあーゆー風に鳴くの?」
「あの花はなんで赤いの?」
という無茶苦茶な質問から
「こっちは挨拶したのになんであのオジサンは返してくれないの?」
「なんであのオバサンは2人歩ける道の真ん中を1人で歩くんだろう?」
という、素朴な疑問を当人に聞こえるように言ってしまう素直な質問。
大人としては「おいおい」とそんな疑問に焦ってしまいますが、自分を見つめ直すと「そういう人は何を言っても変わらない」という固定概念が年を取れば取るほど強くなってきていることに気づきます。
それを純粋に疑問と思う心を大人は無くしてしまっているのかもしれませんね。
上に挙げた質問も、新たな自然への気づきとして、子供に感じられて、大人には気づかないポイントなのかもしれません。
勝手に感じたことを書きましたが、とにかく子供をがっかりさせてはいけませんね。気持ちよく挨拶していきましょう。
今回、講師として参加したのですが、逆に子供達に色々教えられてきました。みんな、ありがとう。