アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
山菜を守れ!!
2011年06月11日
白山
今日の世良アクティブレンジャーは白川村にいました。
岐阜県大野郡白川村には、かの有名な白川郷があります。
その南に大白川という岐阜県側から白山国立公園へ入り、山頂まで続く登山口があります。
そこへ向かう途中・・なんと検問に呼び止められました。
・・・警察?検問?え、タイホ・・?
なんて冗談です。
今日は、岐阜県警、林野庁白川森林管理所、白川村役場、地元の平瀬区や山菜組合の方々で構成される山菜取り締まり対策協議会が実施する「大白川地域山菜取り締まり」が行われ、その協力のため出席しました。
【警察の方がいると迫力があります】
この日は早朝から日中ずっと実施して大白川に向かう方に取組への協力依頼を行い、帰った来た車に主旨を説明し、車内を確認させてもらいました。
ほとんどの方は向かうときに国立公園の貴重な自然や地元の資源を守るために実施している主旨を理解してもらっているため、車内に山菜はありませんでしたが、うち数台は残念ながら発見したため、没収しました。
その内のある車からは、個人で楽しむとは思えない量の山菜が出たこともありました。
【その内の1台の車から取り上げ時の写真です】
大白川地域では、このような活動を昨年から始めたそうです。
徐々に活動の成果は出てきているようですが、浸透するには粘り強い取組が必要と感じました。
没収する際、没収して処分することを伝えると「もったいない」とおっしゃる方がいました。
・・採らなければ、そのようなもったいない事にもならなかったはずですよね。
自然はみんなのものじゃないの?って思った方もいると思います。
確かに、自然の楽しむ権利は皆にあると思います。
でも、山菜を採っている山にも、持ち主は必ずいます。
そのような場所で山菜採りをすることは、極端に言うと自分の畑の大根を持って行かれるのと同じようなものではないでしょうか。
大白川の森は大部分が国有林で国の持ち物ですが、地元の人は昔から関係者と相談して、許可を取って成長する以上の量を取らない等の工夫をされています。
それを外部の人たちがやってきて、大量に持って帰るのを見た地元の人たちの気持ちはどうでしょう?
地域の人の気持ちになって自然と触れ合うって事が大事じゃないかな?と思いました。
そのように考えると、ゴミだって簡単には捨てられませんよね?
大白川地区の紹介に戻りますが、大白川の奥に行くと「白水湖畔ロッジ」があります。
【白水湖畔ロッジ】
ロッジの傍には、エメラルドグリーンの色をした白水湖があり、その湖畔には湖が一望できる露天風呂もあります。
これが気持ちいいんです・・
【見学はお金を払うかロッジの人に許可を取ってからお願いします!】
また、車道脇からは散策路もあり、5分ほど歩いたところに雄大な白水の滝もあります。
その散策路を歩いている途中で、ブナの大木が並ぶ中でこんな木を見つけたりしました。
【人は木に支え合えられて生きています 笑】
名古屋からいらっしゃった年配の方が、「ここはいつ来ても気持ちの良いところだ」とおっしゃっていました。
大白川は、とても魅力ある場所が沢山ありますよ。
山菜採りをせずに単純に自然を楽しみに行ってみてくださいね。
岐阜県大野郡白川村には、かの有名な白川郷があります。
その南に大白川という岐阜県側から白山国立公園へ入り、山頂まで続く登山口があります。
そこへ向かう途中・・なんと検問に呼び止められました。
・・・警察?検問?え、タイホ・・?
なんて冗談です。
今日は、岐阜県警、林野庁白川森林管理所、白川村役場、地元の平瀬区や山菜組合の方々で構成される山菜取り締まり対策協議会が実施する「大白川地域山菜取り締まり」が行われ、その協力のため出席しました。
【警察の方がいると迫力があります】
この日は早朝から日中ずっと実施して大白川に向かう方に取組への協力依頼を行い、帰った来た車に主旨を説明し、車内を確認させてもらいました。
ほとんどの方は向かうときに国立公園の貴重な自然や地元の資源を守るために実施している主旨を理解してもらっているため、車内に山菜はありませんでしたが、うち数台は残念ながら発見したため、没収しました。
その内のある車からは、個人で楽しむとは思えない量の山菜が出たこともありました。
【その内の1台の車から取り上げ時の写真です】
大白川地域では、このような活動を昨年から始めたそうです。
徐々に活動の成果は出てきているようですが、浸透するには粘り強い取組が必要と感じました。
没収する際、没収して処分することを伝えると「もったいない」とおっしゃる方がいました。
・・採らなければ、そのようなもったいない事にもならなかったはずですよね。
自然はみんなのものじゃないの?って思った方もいると思います。
確かに、自然の楽しむ権利は皆にあると思います。
でも、山菜を採っている山にも、持ち主は必ずいます。
そのような場所で山菜採りをすることは、極端に言うと自分の畑の大根を持って行かれるのと同じようなものではないでしょうか。
大白川の森は大部分が国有林で国の持ち物ですが、地元の人は昔から関係者と相談して、許可を取って成長する以上の量を取らない等の工夫をされています。
それを外部の人たちがやってきて、大量に持って帰るのを見た地元の人たちの気持ちはどうでしょう?
地域の人の気持ちになって自然と触れ合うって事が大事じゃないかな?と思いました。
そのように考えると、ゴミだって簡単には捨てられませんよね?
大白川地区の紹介に戻りますが、大白川の奥に行くと「白水湖畔ロッジ」があります。
【白水湖畔ロッジ】
ロッジの傍には、エメラルドグリーンの色をした白水湖があり、その湖畔には湖が一望できる露天風呂もあります。
これが気持ちいいんです・・
【見学はお金を払うかロッジの人に許可を取ってからお願いします!】
また、車道脇からは散策路もあり、5分ほど歩いたところに雄大な白水の滝もあります。
その散策路を歩いている途中で、ブナの大木が並ぶ中でこんな木を見つけたりしました。
【人は木に支え合えられて生きています 笑】
名古屋からいらっしゃった年配の方が、「ここはいつ来ても気持ちの良いところだ」とおっしゃっていました。
大白川は、とても魅力ある場所が沢山ありますよ。
山菜採りをせずに単純に自然を楽しみに行ってみてくださいね。