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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

勝山に遺跡あり!

2011年06月08日
白山
こんばんは。

いきなりですが、国立公園の中心部でなく端っこって気になったことありませんか?
今日は国立公園がどの部分まで入っているのかを確認するため、福井県勝山市に行ってきました。
そこには平泉寺という白山信仰の起点となる場所があります。
昔の人はここから修行の為に白山を登り、その道を越前禅定道といいます。
白山国立公園は、中にあまり人が住んでおらず、自然性の高い国立公園と言われているそうですが、この辺りは珍しく、人が住んでいる地域になります。

そんな平泉寺周辺では、現在史跡発掘作業が行われています。
勝山市職員の史跡担当の方と一緒にその場所を歩き、沢山の魅力を教えていただきました。


な、なんと白山麓で中世の建造物が見られます。
それが、この石畳。


【綺麗に残ってます】

江戸時代から現在に至るまで、この辺りは田んぼで、土の中に埋まっており、人力で数年前に掘り起こしたそうです。
こんな物を掘り起こす人間のチカラって凄いですね。


【発掘現場って感じがしますね!】


そんな史跡を横目に仕事を・・と思うのですが、この美しい田園風景。


【里山風景】

景色もよかったですが、水の張られた田んぼには沢山の命が宿っていました。
このような場所に来ると、人と自然が共生してきたのがよく分かりますね。


【田んぼと生きもの】

仕事を終え、白峰に戻るとかなり涼しく感じました。
今日は本当に暑い一日でした。
お付き合いいただきました勝山市の職員の方々、ありがとうございました。

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市ノ瀬~別当出合間が開通しました。
登山に向かわれる方が多くなると思われますが、一つ知っていて欲しいことがあります。

残雪等の影響により甚之助避難小屋のトイレが、冬季用トイレしか使用できません。

このことを踏まえて登山計画を立ててください。
皆様のご協力をお願いします。