中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

登山シーズンのはじまり

2011年06月07日
後立山
他のARも投稿していますが、5月末から6月にかけては、各地で登山シーズンの始まりとなる山開きが催されます。
私の担当している後立山地区でも、白馬村と大町市で開山祭が催されました。

白馬村では5月28日(土)に白馬連峰開山祭(第45回貞逸(ていいつ)祭)が白馬大雪渓一帯で開かれ、開山を待ちわびた方々が多く参加されました。
当日の天候は曇りでしたが、前日まで天気予報が雨であったことを思うと、なによりであったと思います。

猿倉駐車場で、神事(安全祈願祭)、出発式の後、大雪渓下部の白馬尻まで白馬山案内人組合のガイドの元、トレッキングを行いました。猿倉付近では新緑が目にしみ、グリーンシーズンの始まりといった風景でした。しかし、白馬尻に近づくと春の装いへと変わる前の風景でした。
トレッキングでは、ガイドの解説を聞いたり、早春の花を探したりしながら歩き、コースの途中からは解けてゆるんだざらめ状の雪の上を歩きました。白馬尻では、この冬は降雪は多かったものの、5月以降雪解けが進み、積雪は平年並みになっているとのことでした。


<猿倉からトレッキングに出発>


<白馬尻付近(標高約1500m)は間もなく春>


続いて、6月5日(日)には大町市の総合山開きとなる針ノ木岳慎太郎祭が、針ノ木大雪渓で開かれました。
こちらは、扇沢の駐車場から雪の残る道を歩き、標高約1800mの雪の上で神事が行われました。神事の後、参加者は、針ノ木峠(標高約2500m)への記念登山に向かうグループと、周辺の自然観察を行うグループに分かれ、それぞれの行程を楽しみました。
今年は例年以上にデブリ(雪崩の堆積物)が多いとのことでした。


<針ノ木岳 慎太郎祭の神事の様子>

登山シーズンが始まりました。関係者は登山道の整備など安全確保に努めています。皆様も自身の安全性を高める準備や心構えを持っていただき、楽しい登山になるよう努めていただきたいと思います。