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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

霜月の後立山

2008年11月13日
長野
今は秋から冬へ突入する季節変わりの時期ですが、標高の高い山頂付近では完全に雪山状態になってきました。冠雪した山々を見てちょっと肌寒く思う時期でもありますが、夏に比べ空気も澄んで山々のくっきりとした遠望が得られるのもこの時期です。自分の足での登山もいいですが、下界から遠望する雄大な稜線を見ながら頭の中で散策するのも脳内リフレッシュになり楽しいと思います。晴れた日には下界からでもはっきり見えるこの時期に是非、頭の中で後立山の縦走を楽しんでみてはいかがでしょうか?


(中条村道の駅付近から見た鹿島槍ヶ岳)
晴れた日には爺ヶ岳から白馬岳までの稜線が一望できます。
仮想縦走には最適な場所です。


(白馬村松川より白馬連峰稜線)
すっかり雪化粧ですが、10月下旬頃の降雪時は今より積雪がありました。
白馬村からの眺望は時間的に稜線が日影にならない午前中がオススメです。


(栂池自然園)
こちらも10月の降雪以来それほど雪が降ることがなく雪解けが進んでいました。園内のミズバショウはあちこちで新芽が出始めています。また来年の春も沢山育っている姿を思うと楽しみですね。

※後立山のグリーンシーズンは終わり稜線の山小屋、八方尾根や栂池自然園のリフト・ゴンドラはすべて夏の営業を終了しています。