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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
双六池の環境保全活動
2008年08月26日
松本
双六岳や岐阜県側から槍ヶ岳へ向う登山道の中継地点として親しまれている双六小屋の前には、小さな双六池があります。ところが近年、裸地化した池畔のキャンプ場から土砂が流入し、年々池が縮小、消滅の危機にさらされてきました。そこで、土の移動を食い止め、池畔の植生を復元することによって双六池を守ることを目指した活動が立ち上がり、3年目を迎えた今年が最後の仕上げとなります。
今回はボランティア20名と関係者の総勢約30名が、約6時間の登山を経て双六小屋に終結。あいにくの雨と冷たい風の中、作業を行いました。
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池畔の裸地部分にむしろを敷き詰めます。風で飛ばされないよう竹ぐしで固定、おもりの石も乗せておきます。もちろん全て自然に還る素材を使用。これで雨が降っても土砂が流れにくくなり、さらにむしろの隙間に植物の種子が付着し生育しやすくする効果もあります。
実際に、前年の作業でむしろを敷いた部分には既に草が生えてきていました。
これは期待できます!
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参加者の立場はそれぞれ違うけれど、目的を同じくする者たちのパワーはすごい。2日間を予定していた作業が1日で完了し、翌日は思い思いに登山を楽しまれる方もいたようです。
次の日は快晴。双六池ってこんなところだったんですね。
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中央奥には笠ヶ岳も顔をのぞかせました。この景観をいつまでも守っていきたいですね。5年後、10年後の活動の成果が楽しみです。
今回はボランティア20名と関係者の総勢約30名が、約6時間の登山を経て双六小屋に終結。あいにくの雨と冷たい風の中、作業を行いました。
池畔の裸地部分にむしろを敷き詰めます。風で飛ばされないよう竹ぐしで固定、おもりの石も乗せておきます。もちろん全て自然に還る素材を使用。これで雨が降っても土砂が流れにくくなり、さらにむしろの隙間に植物の種子が付着し生育しやすくする効果もあります。
実際に、前年の作業でむしろを敷いた部分には既に草が生えてきていました。
これは期待できます!
参加者の立場はそれぞれ違うけれど、目的を同じくする者たちのパワーはすごい。2日間を予定していた作業が1日で完了し、翌日は思い思いに登山を楽しまれる方もいたようです。
次の日は快晴。双六池ってこんなところだったんですね。
中央奥には笠ヶ岳も顔をのぞかせました。この景観をいつまでも守っていきたいですね。5年後、10年後の活動の成果が楽しみです。