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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

栂池自然園の夏

2008年07月18日
長野
 白く輝くミズバショウの花はほとんど役目を終え、ようやく夏花達が主役になる時期がやってきました。最近では山間部と下界との温度差もそれほど大きくなく、自然園も夏の暑さが押し寄せてきているようです。じっとしていればまだまだ涼しいのですが、園内を散歩するだけで汗ばむ陽気になってきました。ここで花を咲かせる植物の開花時期はその種類ごとに違いますが、今ぐらいの時期が開花する植物が重複し一度に沢山見れる時期かと思います。
開花している植物の種類が多いため散策はとても楽しくなるでしょうが、帰りのロープウェイには間に合うよう時間に気をつけて楽しく散策してください。


園内の木道際で撮影したほんの一部の植物たちです。他にも沢山咲いていましたが、あまりにも種類が多すぎて頭が混乱してしまいます。
花の図鑑を持っていくとより一層楽しめるでしょうね。


栂池自然園では珍しいと思われるグンナイフウロが咲いていました。


キヌガサソウも今が見頃です。ユリ科の植物で白い花弁はガクになります。
木道近辺で咲く植物の中で一番の目立ちたがり屋でした。

※園内の一部で古くなった木道を新しい木道に交換する工事が行われています。また天狗原・白馬乗鞍岳方面への登山道において登山口から約5分ほどの地点で一部崩壊している個所がありますので通行の際は落石やスリップに気を付けてください。(通行用の補助ロープが設置されています)