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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

9月の乗鞍岳登山道

2007年09月04日
松本
9月に入って、乗鞍岳では一気に秋が訪れようとしています。晴れた日はまだ残暑が厳しいですが、位ヶ原周辺のナナカマドは赤い実を付けていて、中には葉っぱが紅葉し始めた木もあります。
乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰(標高3026m)に登られる方々の大半は畳平からの往復ですが、大雪渓を見ながら登るルート(バス停名:肩の小屋口下車)もお勧めです。

↓融けて小さくなった大雪渓と剣ヶ峰


畳平までバスで上がれるので、乗鞍岳登山道を利用される方は、夏の最盛期でも少な目です。

肩の小屋口から位ヶ原を経由した下山での利用は、秋は紅葉見物を兼ねて位ヶ原山荘まで歩かれる登山者が多くなりますが、車道(乗鞍エコーライン)沿いのナナカマドやダケカンバ、コミネカエデ等も綺麗に紅葉するので、山道に慣れていない方も楽しめます。

↓乗鞍エコーラインで見かけたアサギマダラ


乗鞍岳登山道は乗鞍高原温泉スキー場内を経由して鈴蘭まで下りる事は可能ですが、登山道崩落の為に途中の三本滝に至る道が通行できません。下山に利用される場合は、途中の位ヶ原山荘前、冷泉小屋、摩利支天(バス停名)のいずれかでバスに乗車されることをお勧めします。

※乗鞍エコーラインはマイカー規制をしていますが、シャトルバスや観光バスそして管理車両の通行がありますので、三脚を使っての道路での撮影の際はご注意下さい。