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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

ハイシーズン突入の八方尾根

2007年08月16日
長野
今回は登山者カウンターのデータ回収のため巡視も兼ねて八方尾根に行ってきました。天候は良好、夏休みと言うこともあり、もの凄い数の登山客・観光客が尾根を歩いてました。
尾根を巻いていく木道のルートと尾根を直登するルートの2本がありますが、どちらも満員御礼、大行列です。
最近は利用者のマナーが向上したのでしょうか、大勢の人がいると必ずマナー違反をする人を目にしますが、今回見た感じではロープで保護されている区域に入るような事はなく、またゴミなどもきちんと持ち帰っているようでした。


リフトから見た八方尾根


左から不帰嶮(かえらずのけん)・天狗ノ頭、左中央に八方池です。
雲はありますが、迫力満点です。


植生復元地帯は前回見たときよりも緑が多くなったような気がします。


尾根を直登するコースにて下山時に植生保護用のロープを使って下山している人を見かけましたが、これは登山用の補助ロープでは無いので、掴まらないようお願いいたします。
※体重をかけることによりロープを支える木杭が抜け、思わぬ事故を招きます。

巡視中、私の前を行く小学生の子供がなにやら絶滅種について友達と話しているようでした。
歩きながら耳を傾けていると、なんとその小学生の口から「絶滅危惧種」とか「RDB」と言う言葉が出てきました。ビックリです。
最近の学校での授業では絶滅種に関して取り扱われているのでしょうか?
少なくとも私が小学生の頃にはそんなこと教わって無かったと思います。
いずれにしても、子供達がこのようなことに興味を持ってくれると言うことは非常に心強く思います。