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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

白馬岳貞逸祭&大雪渓トレッキング

2007年06月01日
長野
今年で41回目を迎える白馬岳貞逸祭&大雪渓トレッキングに出席してきました。天候はまずまずの天気でしたが、黄砂の影響で少し青空が濁っていました。参加者は一般・関係者含め約200名で、神事・テープカットの後にトレッキングが開催されました。砂防工事専用道路終点までは特にコース上問題は無く、積雪もありませんでした。


(安全祈願)

(白馬沢の雪渓)

コースは猿倉山荘から白馬尻小屋までで、大雪渓の入り口を見て引き返すと言う内容で、参加者は快適なトレッキングを楽しんでいました。


白馬尻小屋の除雪作業(毎年冬は小屋を解体して、夏の営業に向けてまた建てます)
※村営白馬尻荘は今年から休業となります。


(猿倉荘前にてトレッキング出発前の楽しみに待つ参加者達)

猿倉荘付近では時折、もの凄い突風が吹いてましたが、山麓に住んでる関係者の方が口々に「今年の天気は何かおかしい、年々気候が変わってるようだ」と話していました。市街地に住む者にとっては、なかなか気候の変動を察する機会はあまり無いですが山麓の人たちは敏感に反応してるようです。
最近、環境破壊や地球温暖化に対する関心が深まっています。特効薬的な改善方法ではありませんが自然と接する事により、今おかれてる地球全体の深刻な状況が見えてくると思います。
現状を知ることによりきっと何かを思うことでしょう。
あとはその思ったことに対しどう行動していくかがこれからの課題でしょうね。