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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

乗鞍高原花便り

2006年06月08日
松本
乗鞍高原自然観察会を11日(日)に予定しています。このコースを7日に事前調査してきましたので、現在の花の様子をお伝えしたいと思います。
コースは休暇村を起点に、牛留池から原生林の中を通ってまず夜泣峠まで行きます。牛留池のミツガシワは伸びてきていますがまだ開花していません。林の中や車道沿いにはコミヤマカタバミが少し咲いています。
夜泣峠を下って一の瀬野営場に向かう道にベニバナイチヤクソウのつぼみがあります。一の瀬園地ではレンゲツツジの季節にベニバナイチヤクソウが多数咲きますが、今日は全般にまだつぼみのままでした。
野営場のそばのミツガシワは既に開花していますが、歩道から少し離れているので遠目に見るようです。この花はアップで見ると綺麗です。
参考:ミツガシワのアップ↓(白馬村親海湿原で6/4撮影)


一の瀬園地のレンゲツツジはまだつぼみですが、そろそろ開花しそうです。満開になっていたのはズミ(別名コナシ)でした。ズミの花はつぼみが赤いのが特徴です。
満開のズミ↓(6/7撮影)




よく見るとズミの他にも白い花を咲かせている木があります。後から図鑑で調べるとどうもミヤマザクラのようでした。
↓ミヤマザクラ(6/7撮影)


あざみ池のほとりにも白い花を咲かせている木がありますが、これはどちらの花なのでしょうか。
あざみ池にて(6/7撮影)


他にもコース全般に、ムラサキヤシオが今が盛りとばかりに咲いていました。
↓一の瀬園地から鈴蘭に向かう途中の橋で(6/7撮影)


一周コースは帰路に善五郎の滝を見て休暇村に戻ります。
コースを歩いていると大きな三脚を抱えたたくさんの写真愛好家とすれ違いました。みなさん被写体に満足できたでしょうか。
↓善五郎の滝の展望台近くから


乗鞍高原では既に色とりどりに花が咲いていますが、これから本命のレンゲツツジやベニバナイチヤクソウ、スズランの季節を迎えます。