アクティブ・レンジャー中部地区
乗鞍高原の草原維持活動を学ぶゼミ
2024年07月24日
中部山岳国立公園
こんにちは。乗鞍・白骨アクティブ・レンジャーの中岡です。
乗鞍高原では先日、国立公園について学ぶ信州大学のゼミの一環として、一の瀬での草原維持活動を学ぶ実習が行われ、そこに管理官とともに講師として参加してきました。
一の瀬草原ののどかな景観は、明治・大正期から行われていた放牧によって形成された半自然草原と呼ばれる環境です。しかし、放牧が終了した平成中期以降は再森林化が進行し、現在ではのりくら高原ミライズの取り組みの一つとして、行政・地域協働での人の手による刈払い・伐採活動によって草原を守っています。
この活動によって、中部山岳国立公園としての重要な景観が維持されているだけでなく、全国的に減少が著しい草原固有の生態系の維持にも繋がり、生物多様性の保全に貢献しているのだということを、管理官とともに説明させて頂きました。
説明の後は、実際に草原維持活動を担って頂いている地域の方々にご指導頂きながら、草刈り体験を実施しました。作業の大変さや、伐採した材を処理するまでの工程などを実地で学習しました。
信大生の皆さんはとても真剣で、草刈り体験も非常に熱心に作業してくださいました。一の瀬草原の貴重な環境を守っていくためのこうした活動を、今後の学びの糧としてもらえたら嬉しいなと感じます。
乗鞍高原では先日、国立公園について学ぶ信州大学のゼミの一環として、一の瀬での草原維持活動を学ぶ実習が行われ、そこに管理官とともに講師として参加してきました。
一の瀬草原ののどかな景観は、明治・大正期から行われていた放牧によって形成された半自然草原と呼ばれる環境です。しかし、放牧が終了した平成中期以降は再森林化が進行し、現在ではのりくら高原ミライズの取り組みの一つとして、行政・地域協働での人の手による刈払い・伐採活動によって草原を守っています。
この活動によって、中部山岳国立公園としての重要な景観が維持されているだけでなく、全国的に減少が著しい草原固有の生態系の維持にも繋がり、生物多様性の保全に貢献しているのだということを、管理官とともに説明させて頂きました。
説明の後は、実際に草原維持活動を担って頂いている地域の方々にご指導頂きながら、草刈り体験を実施しました。作業の大変さや、伐採した材を処理するまでの工程などを実地で学習しました。
信大生の皆さんはとても真剣で、草刈り体験も非常に熱心に作業してくださいました。一の瀬草原の貴重な環境を守っていくためのこうした活動を、今後の学びの糧としてもらえたら嬉しいなと感じます。