藤前干潟は伊勢湾最奥部に位置し、愛知県西部の庄内川、新川、日光川の3河川が合流する河口部に位置しています。
潮が最も引いたときには、238ヘクタール(東京ドーム50個分)という広大な干潟が現れます。
藤前干潟は人口200万人が住む大都市である名古屋市内にあります。そこには、鳥類が172種類、底生生物(貝、カニ、ゴカイなど)は174種類が年間を通して確認されています。また、藤前干潟には、餌(底生生物)をとったり、羽を休めたりするために世界各国から渡り鳥が訪れます。その数時には、1種で3万羽にまでなることもあります。まさに藤前干潟は都市に残された生き物たちのオアシスです。