平湯

こんにちは、平湯からアクティブ・レンジャーの福澤です。乗鞍の合同巡視は私も別日程で参加しました。松下さんの投稿の通り普段は担当していない地域での巡視は、管理の視点や手法などとても勉強になりました。
さて平湯では、厳冬期北アルプスの入山口となる新穂高周辺の利用状況確認などありますが、先日、平湯バスターミナルから平湯の森を通って平湯大滝まで散策できる平湯自然探勝路の巡視に行ってきました。このルートは自然豊かな平湯の森を感じることができる歩道で、原生林の森や河岸段丘地形が見られることもあり、自然観察ツアーや学習の場としても利用されます。積雪期は訪れる人も少なくなりますが、天気の良い日には「冬こそ森を歩いて欲しい！」と思ってしまうくらい癒やされる場所です。今年は雪が少なく道標もしっかり出ていましたし、四阿（あずまや）や木製階段、また冬季休業中のキャンプ場のトイレや施設など雪被害は見られず一安心でした。平湯大滝の凍結は例年に比べると少し未完成でしたが、それでも冬ならではの凜とした姿を見せていました。あっという間に3月ですが、森や里山では春の兆しが見られる季節ですね。中部山岳国立公園にもそんな兆しが色々見え始めている頃かも知れません。是非探しに出かけましょう！
＜道標も雪の影響なしです＞

＜河岸段丘地形にかかる階段です＞

＜3月の森は春の兆しが所々に！＞


＜4月のオープンを待つキャンプ場＞

＜凍結した平湯大滝は冬だけの景色です＞