野生鳥獣の保護管理について

こちらは、野生生物課が担当しております。

野生生物課では、地域の産業や生活との共存を図りながら、多様な野生生物の保護管理を行うとともに、外来生物対策等に取り組んでいます。

詳細を見る

野生鳥獣の保護管理について

鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)に基づく業務について

■概要

鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(以下、鳥獣保護法とする。)では、鳥獣の保護と狩猟の適正化を図り、自然環境の恵沢を教授できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資することを目的とし、野生鳥獣の捕獲規制や狩猟の制限等を行っております。詳しくは環境省自然環境局野生生物課「野生鳥獣の保護管理~人と野生鳥獣の適切な関係の構築に向けて~」(環境省自然環境局野生生物課)を御覧ください。
中部地方環境事務所では、この鳥獣保護法に基づいて、鳥獣の捕獲許可、国指定鳥獣保護区の保護管理などの業務を行っております。ここでは、鳥獣の捕獲許可と国指定鳥獣保護区についてご紹介いたします。

1.鳥獣の捕獲許可

野生鳥獣(ハツカネズミ、ドブネズミ、クマネズミと一部の海棲哺乳類を除く、鳥類及び哺乳類に属するすべての野生生物のこと)は、鳥獣保護法に基づいて捕獲が禁止されております。野生鳥獣を捕獲する場合、地方環境事務所長あるいは都道府県知事の許可が必要です。

1)許可の申請

捕獲する鳥獣、場所、方法によって申請先が異なります。
以下(1)~(3)のいずれかを行う場合は、中部地方環境事務所長の許可が必要です。申請については、捕獲場所を管轄する下記事務所へお問い合わせください。

  1. (1)希少鳥獣 [PDF 76KB]を捕獲する場合
  2. (2)国指定鳥獣保護区内で捕獲する場合
  3. (3)かすみ網を用いる場合

2)申請・お問い合わせ先

捕獲場所申請書宛名申請書送付先住所電話番号
愛知県、三重県、岐阜県、福井県、石川県 中部地方環境事務所長 中部地方環境事務所
野生生物課
〒460-0001
愛知県名古屋市中区三の丸二丁目5番2号
052-955-2139(直通)
長野県、富山県 長野自然環境事務所
野生生物課
〒380-0846
長野県長野市旭町1108 長野第一合同庁舎
026-231-6573(直通)

その他の県では、管轄の地方環境事務所に対して申請をおこなってください。
上記(1)~(3)以外の事由で野生鳥獣を捕獲する場合は、各都道府県にご相談ください。狩猟及び狩猟免許については、各都道府県、各県猟友会にご相談ください。
複数県にまたがって捕獲をしようとする場合は、管轄する各事務所にそれぞれ許可申請をおこなってください。

3)申請書類一覧

  • 鳥獣捕獲許可申請書(環境省申請・届出等手続案内)
  • ・捕獲しようとする目的を説明した資料
  • ・捕獲しようとする位置を記した図面
  • ・捕獲しようとする道具の図面

その他、捕獲目的によって必要な書類を求めることがあります。

4)許可される目的

鳥獣の捕獲申請は、すべての場合に許可されるわけではありません。
下記の目的で適正な方法で行われる捕獲であれば、原則許可されることとなっていますが、方法や数量によって許可されないこともありますので、個別にご相談ください。

  1. ・学術研究
  2. ・農林水産業または生態系にかかる被害の防止
  3. ・特定鳥獣保護管理計画に基づく個体数の調整
  4. ・傷病により保護を要する鳥獣の保護
  5. ・博物館、動物園その他これに類する施設における展示

5)許可までに要する日数

許可までに要する日数は、申請書の提出から最長1ヶ月程度です。余裕をもって申請していただくようお願いします。

6)申請の前に

申請前に、提出先に電話にてご連絡いただくことをお勧めします。

お問い合せ先

中部地方環境事務所野生生物課 TEL:052-955-2139
長野自然環境事務所野生生物課 TEL:026-231-6573

2.国指定鳥獣保護区について

1)鳥獣保護区について

中部地方環境事務所管内では、以下の7つの国指定鳥獣保護区を定め、鳥獣の保護管理を行っております。これらの国指定鳥獣保護区には管理員を配置し、鳥獣の生息調査や密猟防止対策などを行っております。

保護区名指定区分面積関係県生息する主な鳥獣種
白山 大規模生息地 38,061 ha 石川県,岐阜県 イヌワシ、クマタカ、ツキノワグマ、ニホンカモシカ
片野鴨池 集団渡来地 10 ha 石川県 マガン、ヒシクイ、トモエガモ、コハクチョウ
七ツ島 集団繁殖地 24 ha 石川県 オオミズナギドリ、ヒメクロウミツバメ、カンムリウミスズメ、アマツバメ
藤前干潟 集団渡来地 770 ha 愛知県 ハマシギ、ダイゼン、オオソリハシシギ、メダイチドリ、ホウロクシギ
紀伊長島 集団繁殖地 6,131 ha 三重県 カンムリウミスズメ、オオミズナギドリ、カラスバト、ウチヤマセンニュウ
北アルプス 希少鳥獣生息地 110,306 ha 富山県,長野県,岐阜県 ライチョウ、イヌワシ、クマタカ、オオルリ、ニホンカモシカ、ツキノワグマ
浅間 大規模生息地 32,218 ha 群馬県,長野県 イヌワシ、クマタカ、ヤイロチョウ、サンショウクイ、ヤマネ、ニホンカモシカ

詳細は、国指定鳥獣保護区ページを御覧ください。

2)鳥獣保護区の写真

 片野鴨池
写真1 写真2
 七ツ島(大島)
写真3 写真4
 藤前干潟
写真5 写真6

3.罰則

鳥獣法に違反した場合、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金となります。

■コラム -希少鳥獣と国内希少野生動植物種-

鳥獣法では、希少鳥獣として鳥類91種、哺乳類47種(平成22年時点)が指定されております。種の保存法では、鳥類38種、哺乳類5種(平成22年時点)が国内希少野生動植物種に定められております。希少種と呼ばれる生き物のなかでも、鳥獣法によって捕獲が規制されているものと、種の保存法で規制されているものがあるのです。
例えばチュウヒは、鳥獣法の希少鳥獣に定められておりますが、種の保存法の国内希少野生動植物種には定められておりません。つまり、捕獲には鳥獣法の許可が必要なのです。ところがライチョウは、希少鳥獣にも国内希少野生動植物種にも定められております。この場合、種の保存法にもとづく捕獲許可を申請しなければなりませんが、種の保存法で許可を受けた場合、環境大臣に係る鳥獣法の許可は要さなくなります。このように、許可を受ける際には、申請する鳥獣がどの法律に係ってくるのか、注意が必要です。
なお、鳥獣法や種の保存法以外に、動物愛護法や外来生物法、ワシントン条約で個体の取り扱いに際し制限が設けられておりますので、関係法規を御覧ください。

■参考

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

地域環境データベース
  • アクティブレンジャー日記 中部地区(リンク)
  • 近畿自然歩道フェイスブック(リンク)
  • 環境省Twitter(リンク)
おすすめサイト
   
中部カンファレンス(リンク) 
EPO中部(リンク)
エコアクション21(リンク)
  
伊勢志摩国立公園指定七十周年(リンク)
  
伊勢志摩国立公園 横山ビジターセンター(リンク)
国指定鳥獣保護区・ラムサール条約湿地 藤前干潟 ~人と自然をつなぐ翔橋~(リンク)
ページ先頭へ