中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン(第2号)

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン(第2号)

2007.05.17

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン 第2号

                  ★発行:環境省中部地方環境事務所

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  

本メールマガジンは、転送自由です。また、新規読者も随時募集をしておりますので、配信を希望される方は、本メールマガジン最下部に記載の連絡先まで、お気軽にご連絡ください。

===================================

◆もくじ◆

 1.今月の環境情報

  (1)廃棄物・リサイクル関係
  •     ○ 全国ごみ不法投棄監視ウィークについて
  •     ○ レジ袋削減キャンペーン実施中
  (2)環境対策関係
  •     ○ 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書第1作業部会(自然科学的根拠)、第2作業部会(影響・適応・脆弱性)報告書及び第3作業部会(気候変動の緩和策)報告書の公表について
  •     ○ 『夏の「うちエコ!」アイコン』の無料ダウンロード開始について
  •     ○ 「地球温暖化防止のための環境学習プログラム」の配布について
  (3)自然環境関係
  •     ○ 伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターリニューアルオープン
  •     ○ 第2回エコツーリズム大賞発表
  •     ○ 平成19年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰受賞者発表
  •     ○ 第61回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」野生生物保護功労者表彰

 2.イベント・募集情報

  (1)イベント情報
  •     ○ 伊勢志摩国立公園自然観察会<参加者募集中!>
  •     ○ 『'07春のクリーン大作戦』の開催 <参加者募集中!>
  •     ○ 国際生物多様性の日に係る記念行事の実施について
  •     ○ 「中部エコライフ・フェア2007」~多様性が育む中部の環境~開催
  (2)募集情報
  •     ○ 平成19年度「こどもエコクラブ」参加募集開始について
  •     ○ 平成19年度地球温暖化防止に係る国民運動におけるNPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業」の事業案件の募集について

   3.コラム

  •     ○ 中部地方環境事務所の温暖化対策 ~オフィスの温暖化対策の実験場~

===================================

 中部地方環境事務所は、平成17年10月に全国7カ所に設置された、環境省 の地方支分部局の一つです。
 地域における環境省の「顔」として、地域の目線で、各主体との協働により、地域の実情に応じた環境行政の展開を目指しています。
 その一環として、このたびメールマガジンを発行することとしました。環境問題 に関する情報に加え、イベント・募集情報も掲載しています。今後とも、中部地方環境事務所をよろしくお願いします。

1. 今月の環境情報

(1)廃棄物・リサイクル関係

廃棄物・リサイクル対策課では、廃棄物の不法投棄や不法輸出入等をなくし、リデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(廃棄物の再使用)、リサイクル(廃棄物の再生利用)のいわゆる3Rを進め、地方公共団体や関係機関等と一体になって廃棄物・リサイクル対策と循環型社会の形成推進に取り組んでいます。
詳しくはhttps://chubu.env.go.jp/recycle/index.html

○ 全国ごみ不法投棄監視ウィークについて

環境省では、不法投棄対策について、これまで廃棄物処理法の規制強化とともに、都道府県等と連携しつつ「不法投棄撲滅アクションプラン」(環境省:平成16年度)に基づく幅広い取組を進めてきました。
不法投棄の撲滅のためには、各主体との連携を図りつつ、監視活動の強化などにより不法投棄を発生させない環境づくりを一層進めることが重要です。今般、このため「ごみ減量・リサイクル推進週間」である5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)をあわせて「全国ごみ不法投棄監視ウィーク」として設定し、市民、事業者、行政が一体となって、監視や啓発活動等を一斉に実施するなど、ごみの不法投棄対策の取組を強化することとしています。
詳しくは http://www.env.go.jp/recycle/ill_dum/kanshi_week/outline.html

○ レジ袋削減キャンペーン実施中

レジ袋は1年間に約300億枚(1人1日約1枚)がごみになっています。
容器包装全体の量では、容積で家庭ごみの6割を超えています。環境省で は、容器包装ごみを削減するため、小売業者に対して容器包装の合理化の取組みを求めているほか、国民の皆様には、マイバッグ(「もったいないバッグ」と呼んでいます)やふろしきを持参してレジ袋を断ること、過剰包装の商品は購入しないライフスタイルの実践を呼びかけています。
詳しくはhttp://www.env.go.jp/recycle/info/stop_ya/
また、環境省では、これまで(株)ローソン、(株)モスフードサービス、イオン(株)と「国と事業者による環境保全に向けた自主協定」を締結し、レジ袋対策などに協働で取り組むこととしています。
詳しくは↓↓↓
http://www.env.go.jp/recycle/info/stop_ya/agreement/index.html
http://www.env.go.jp/press/8270.html

(2)環境対策関係

環境対策課では、地域における地球温暖化防止活動の促進に取り組むとともに、国や地方公共団体・国民・事業者・民間団体等が行う環境教育・環境保全活動を支援し、活動の活性化に取り組んでいます。また、公害問題や化学物質問題など、地域が抱える環境リスクについての理解をすすめ、自発的な活動への支援に取り組みます。
詳しくはhttps://chubu.env.go.jp/earth/index.html

○ 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書 第1作業部会(自然科学的根拠)、第2作業部会(影響・適応・脆弱性)及び第3作業部会(気候変動の緩和策)報告書の公表について

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、地球温暖化問題に関する世界の知恵を結集し、1988年以来活動を続けています。その報告書は国際的な条約交渉などにも大きな影響を与えてきました。
そのIPCCの最新の報告書(第4次評価報告書)が本年11月に取りまとめられる予定であり、その内容となる作業部会報告書が本年初めから順次公表されています。2月の第1作業部会報告書では気温上昇や海面上昇などの自然科学的根拠に関して、4月の第2作業部会報告書では生態系や社会への影響などに関して、さらに5月の第3作業部会報告書では、気候変動の緩和策に関して最新の知見が公表されました。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/7993.html
      http://www.env.go.jp/press/8258.html
      http://www.env.go.jp/press/8339.html

○ 『夏の「うちエコ!」アイコン』の無料ダウンロード開始について

チーム・マイナス6%では、 家(うち)の中でできる温暖化対策「うちエコ!」を昨年の秋から呼びかけていますが、この「うちエコ!」の取組を春から夏にかけても引き続き推進します。
夏の「うちエコ!」では、「COOL BIZ」の取組を「オフィス」から「家」の中にまで広げて実践することや、環境技術の優れた製品を暮らしの中に取り入れること等を呼びかけますが、この取組を推進するため、店頭やオフィスで自由に掲出等できる『夏の「うちエコ!」アイコン』を製作し、ホームページから無料でダウンロードできる機能を開設しました。
詳しくはhttp://www.env.go.jp/press/8237.html

○ 「地球温暖化防止のための環境学習プログラム」の配布について

環境省では、地球温暖化防止の普及啓発資料の一つとして、小・中・高等学校の教師や地球温暖化防止活動推進員が学校教育現場等で活用できる指導者向け教材「地球温暖化防止のための環境学習プログラム」を作成しました。
詳しくはhttp://www.env.go.jp/press/8239.html

(3)自然環境関係

国立公園・保全整備課では、白山国立公園、伊勢志摩国立公園の風景地の保護とその地域にふさわしい利用の推進をしています。また、これらの国立公園をはじめとした自然とのふれあいやエコツーリズムの推進をしています。
また、野生生物課では、ヤシャゲンゴロウ等の希少野生動植物の保護と増殖、藤前干潟等の鳥獣保護区の管理をはじめとする野生鳥獣の保護管理、オオクチバス等防除モデル事業などの外来生物対策を進めています。

○ 伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターリニューアルオープン

伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターが4月25日にリニューアルオープンしました。ビジターセンターは、ふれあいの活動や公園利用者に対する情報提供を行う拠点施設で、伊勢志摩国立公園の自然が詳しく紹介されていますので、是非お立ち寄り下さい。その後は、新築された第1展望台へぜひ。展望台からは、複雑に入り組んだ英虞湾を一望できます。英虞湾の景観を楽しむためにあつらえた特等席です。
詳しくはhttp://www2.mie-net.ne.jp/iseshima/

○ 第61回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」野生生物保護功労者表彰

今年の愛鳥週間(5月10日~16日)の中心的行事として、5月13日(日)に瀬戸市文化センター(愛知県瀬戸市)において、「全国野鳥保護のつどい」が常陸宮殿下((財)日本鳥類保護連盟総裁)、同妃殿下の御臨席の下で開催されました。この「つどい」では、野生生物保護功労者の表彰が行われ、中部地方環境事務所管内からは、19名、11団体が表彰されました。
詳しくは、https://chubu.env.go.jp/pre_2007/0507a.html

2.イベント・募集情報

(1)イベント

○ 伊勢志摩国立公園自然観察会<参加者募集中!>

伊勢志摩国立公園では、5月19日と26日に以下のとおり自然観察会を開催します。

◆「磯の生物」

英虞湾入り口にある矢取島。その周りに広がる岩場で生き物探しをします。磯には不思議な生き物がいっぱい。一緒に観察してみよう。磯の生き物博士を講師に招いています。
【開催日時】 5月19日(土) 午前10:00~12:00
【場所】 矢取島 (三重県科学技術振興センター水産研究部前集合)
     <三重県志摩市浜島町>
詳しくは、http://www2.mie-net.ne.jp/iseshima/

◆「若葉の観察としおり作り」

新緑の季節。芽吹きのさわやかさを感じながら、伊勢志摩国立公園の植物について勉強しましょう。気に入ったものをビジターセンターに持ち帰り、「しおり」にします。
【開催日時】 5月26日(土) 午前9:30~11:30
【場所】 横山ビジターセンター集合(三重県志摩市阿児町)
詳しくは、http://www2.mie-net.ne.jp/iseshima/

○『'07春のクリーン大作戦』の開催 <参加者募集中!>

日本有数の渡り鳥の飛来地として鳥獣保護区に指定され、ラムサール条約に登録されている『藤前干潟』で、「ラムサール条約に恥じない藤前干潟にする」「子供達が安心して遊べる干潟や川を取り戻す」「流域全体のゴミや水のことを考えるネットワークを形成する」ことを目的にクリーン大作戦を開催します。モリゾーとキッコロ、ポータンと一緒にゴミ拾いをしよう! ゴミ拾い後は猪(しし)汁が待ってるよ。
【開催日時】 5月19日(土) 午前10時~
【場所】 藤前干潟と新川・庄内川河口の10箇所の会場
(稲永・中堤・明徳・当知・高木・神宮寺・宝神・南陽・藤前)
詳しくは、http://www.geocities.jp/operationsclean/

○ 国際生物多様性の日に係る記念行事の実施について

毎年5月22日は、国連の定めた「国際生物多様性の日」であり、本年は生物多様性と気候変動をテーマとして、世界各地で生物多様性に関連するイベントが開催されます。
この一環として、環境省では、本年5月21日(月)及び22日(火)に国連大学、愛知県及び名古屋市と共催で、東京会場及び名古屋会場の2箇所において国際生物多様性の日に係る記念行事を開催します。特に名古屋会場では、講演会の他5月22日(火)16:00~ オアシス21(銀河の広場)でトークショーや動物とのふれあいをはじめとした楽しいイベントがありますので、是非ご参加ください。
詳しくは、http://www.env.go.jp/press/8330.html

○「中部エコライフ・フェア2007」~多様性が育む中部の環境~開催

毎年6月は環境月間です。昨年に引き続き、この期間に環境省中部地方環境事務所では、「中部エコライフ・フェア2007」を開催することとしました。
2008年からはいよいよ温暖化防止のための京都議定書の目標達成期間が始まります。また、2010年には生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)の名古屋での開催を目指しています。
このような中で、本年は、市民、NPO、企業や行政などの多様な主体が、協働して地域に根ざした温暖化防止や生物多様性の保全などの環境保全活動を進めていく一つのきっかけ作りとして、「多様性が育む中部の環境」をテーマに「中部エコライフ・フェア 2007」を開催します。
【開催日時】6月16日~17日
【場所】名古屋市東区東桜 オアシス21「銀河の広場」
NPO・企業・行政機関のブース出展や、ステージイベントもあります。是非遊びに来てください!!

(2)募集情報

○ 平成19年度「こどもエコクラブ」参加募集開始について

環境省は、平成19年度の「こどもエコクラブ」の参加募集を開始しました。
この「こどもエコクラブ」事業は、次世代を担う子どもたちが、人と環境との関わりについての体験を積み重ねながら、環境を大切にする心を育んでいくことを目的として、環境省が地方公共団体との連携のもとに実施しています。平成18年度は全国で約4,800クラブ、約137,500人の子どもたちが参加しました。
こどもエコクラブの参加募集は、全国の都道府県又は市区町村の環境担当課が窓口となっており、幼児から高校生なら誰でも参加できます。
詳しくは、http://www.env.go.jp/press/8228.html

○ 平成19年度地球温暖化防止に係る国民運動におけるNPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業」の事業案件の募集について

「チーム・マイナス6%」では、それぞれの地域で活躍するNPO・NGO等の民間団体とメディアが連携し、民間団体による地球温暖化防止活動を、適切な素材と伝達手段を用いて、伝えたい相手に対して効果的に伝わるようにするための経費を支援する標記事業を実施します。支援額の上限は1案件あたり5百万円(税込)で、採択事業件数は十数件程度を予定しております。平成19年4月23日(月)~平成19年5月25日(金)(17時必着)まで、本事業において支援対象となることを希望する事業案件を募集します。
詳しくは、http://www.env.go.jp/press/8316.html

3.コラム

○ 中部地方環境事務所の温暖化対策 ~オフィスの温暖化対策の実験場~

政府では、京都議定書の-6%に上乗せして、-8%の温室効果ガス排出削減目標を掲げています。中部地方環境事務所でも各種対策を進めているところです。昨冬は主に次のことを実施しました。

  • ・蛍光灯の間引きと反射板の設置(明るさが増す)
  • ・全体暖房の停止とウォームビズ(重ね着)&湯たんぽの導入による個人の体感温度に応じた対応

暖冬だったこともありますが、これによる削減効果は、一昨年の冬場6ヶ月間(10月~3月)と昨年を比べると、37%(2.6トンCO2)の削減、約17万円の電気代の節約となりました。反射板などの導入による設備投資もほぼ一冬で回収できました。
この2.6トンの削減というのは、日本の年間排出量13億6千万トンに比べれば、全く意味がありません。しかし、これらのことを実施すれば、これだけ減らすことができる、ということが実証でき、職員も実感が持てたということは意味あることだと考えています。このような対策をシステム化できれば、1990年以来42%増という最も高い排出量の伸び率を見せているオフィスや商業施設などの業務その他部門でも、大きな削減余地があります。これからも中部地方環境事務所では、温暖化対策の"実験"を続けていきます。

<編集後記>

 ようやく中部地方環境事務所のメールマガジンが発行できました。今後も若手 を中心にこのメールマガジンを発行していこうと思っています。感想やこんな記事 が読みたい、などのご要望もおまちしていますので、よろしくお願いします。 なお、メールマガジンの発行審査に少し時間がかかったため、創刊号の情報を 更新し、発行させて頂きました。(矢)

メルマガの申し込み、バックナンバーなどはこちらです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

発行元:環境省中部地方環境事務所

〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦3-4-6 桜通大津第一生命ビル4F
tel : 052-955-2130
fax : 052-951-8889       
e-mail: reo-c-chubu.env.go.jp
HP:https://chubu.env.go.jp/index.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

メールマガジンTOPへ戻る