中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
こんにちは。
上高地のニホンザルの人慣れ問題について何回か書いていますが、
昨年は、施設の方、ガイドの方、ボランティアさんなど
多数の方々に協力してもらい、地域一丸となって対策に取り組みました。
対策は今まで「追い払い」に重点が置かれていましたが、
ここ最近は利用者に対する「普及啓発」にも力を入れています。
「追い払い」は、人やエアガン(弾は自然に返る天然素材です)等で
利用者の多い場所に近づいたサルを脅かして、一定の距離を取るように誘導します。
「普及啓発」は、利用者へ野生動物を観察する際の注意点を伝えるものです。
利用者が安全に、そしてサルの人慣れを進める要因を作らないことが大切です。
サルに「利用者が多いところは避けてね。」と言ってもなかなか伝わりませんが、
利用者の皆さんなら、上高地の事を考えて行動してくれます。
「近づきすぎない、エサをやらないで」などのマナーを伝えながら、
上高地のサルの生活も伝えます。ときには道案内や山や花の名前も。
少しずつですが、ヒトとサルが適切な距離を取り戻せるようにできればと思います。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
こんにちは。
上高地のニホンザルの人慣れ問題について何回か書いていますが、
昨年は、施設の方、ガイドの方、ボランティアさんなど
多数の方々に協力してもらい、地域一丸となって対策に取り組みました。
対策は今まで「追い払い」に重点が置かれていましたが、
ここ最近は利用者に対する「普及啓発」にも力を入れています。
「追い払い」は、人やエアガン(弾は自然に返る天然素材です)等で
利用者の多い場所に近づいたサルを脅かして、一定の距離を取るように誘導します。
「普及啓発」は、利用者へ野生動物を観察する際の注意点を伝えるものです。
利用者が安全に、そしてサルの人慣れを進める要因を作らないことが大切です。
サルに「利用者が多いところは避けてね。」と言ってもなかなか伝わりませんが、
利用者の皆さんなら、上高地の事を考えて行動してくれます。
「近づきすぎない、エサをやらないで」などのマナーを伝えながら、
上高地のサルの生活も伝えます。ときには道案内や山や花の名前も。
少しずつですが、ヒトとサルが適切な距離を取り戻せるようにできればと思います。