2015年11月17日
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2015年11月17日環境省レンジャー写真展2015@フィールドセンター「もりの学舎」
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵
藤前干潟から、こんにちは。
今日は、
「環境省レンジャー写真展2015 レンジャーが見た中部の自然」
のお知らせをしたいと思います。
6月の伊勢志摩国立公園からスタートしたレンジャー写真展。
白山国立公園での開催を終え、名古屋自然保護官事務所の担当回となりました!
実は、10月に入ってすぐに岐阜市でも開催していたのです、が。
このAR日記で速報をお伝えすることが出来ず申し訳ありませんでした。
気を取り直して、
11月のレンジャー写真展は、岐阜から場所を移して開催です。
場所は、愛・地球博記念公園内フィールドセンター「もりの学舎(まなびや)」です。
この写真展は、中部地方環境事務所の管内にある「伊勢志摩国立公園」、「白山国立公園」、「国指定藤前干潟鳥獣保護区」の3つの現場で働くレンジャーとアクティブ・レンジャーが撮影した風景や生き物の写真を展示しています。
伊勢志摩国立公園は、この3箇所の中では今一番ホットな場所!ですね。来年は、国立公園指定70周年に加えて、伊勢志摩サミットでも注目されています。
白山国立公園は日本でも屈指の美しい霊峰白山を中心とした国立公園です。花の名山としても有名です。
さて、3箇所の中で、皆さんが、タイトルにもなっている"中部の自然"のイメージに
最も遠い印象を受けるのは藤前干潟かもしれません。
名古屋港の一角に残された藤前干潟は、まさに工場地帯の中にぽっかりと残る貴重な自然干潟。とはいえ、干潟って何にも無い、ように見える場所ですよね。
さらに、藤前干潟の周辺は、高速道路や工場、大きな自動車輸送船等が行き交う港、、、
など、自然よりも人工物のほうが馴染みのある場所。
そんな藤前干潟ですが、一歩干潟の中に入って、ヨシ原の中に入って、
注意深くのぞいてみると沢山の生き物に出会うことが出来るのです。
拙い写真ですが、少しでも皆さんに興味を持って頂けたら嬉しいです。
■環境省レンジャー写真展2015 レンジャーが見た中部の自然
開催場所:愛・地球博記念公園 フィールドセンター「もりの学舎」
開催期間:2015年11月14日(土)~12月6日(日)
※詳しくは、中部地方環境事務所のHP をご覧ください。
●直近のイベント
稲永ビジターセンターでカワウについて学べる講演会があります。
詳しくは、前回のAR日記"秋の藤前干潟のイベント情報"をご覧ください!
※11月の潮だまり観察会は終了しています。
2015年11月17日出前授業@越賀小学校(秋)
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦
11月11日に志摩市立越賀小学校で出前授業を行いました。
四季の自然を記録する内容の3回目(秋)の授業です。
これまでの授業では同じ海岸で春に磯の生物を、夏に砂浜の植物を観察しました。
今回のミッションは「海岸の漂着物を調べよう」です。
漂着物にはどんな種類があるのか、漂着物はどこから来たのかを調べます。
まずは無作為に漂着物を集めて、分類してみました。
その後、人工物班と、自然物班に分かれてさらに漂着物を集めました。
そしてそれらを分類して記録しました。
ここの海岸では自然物では海藻などの海の生物が多く見られ、
人工物ではペットボトルなどの家庭から出たと思われる物が多かったです。
また、中国語の書いてあるペットボトルと漁業で使う浮きも見つかりました。
海岸の漂着物を観察するとその地域の自然や環境が分かります。
私(レンジャー)がこれまでに海岸の漂着物を観察して見つけた
ココヤシやゴバンノアシの果実とモダマの種子などを紹介しました。
また、死亡したウミガメの胃から出て来たプラスチックやビニール片なども見てもらいました。
最後に、自然を守る活動として、漂着ゴミ(人工物)を集めて持ち帰りました。
この美しい志摩の海がいつまでもそのままであってほしいと思いました。
facebookページ「伊勢志摩国立公園 近畿自然歩道歩いてみよう」
近畿自然歩道や周辺の自然情報等を掲載しています。
https://www.facebook.com/iseshimanp.longtrail?fref=ts
妙高高原からこの秋行われた登山道整備についてお知らせします。
妙高山の登山道において光善寺池から風穴への道は洗掘が進み、これまで非常に歩きづらい箇所が数カ所存在していました。登山道自体が雨水の通り道になってしまうため、すり鉢状となり、排水されない水によって泥濘化してしまう為です。粘土質の土壌と相まって雨天時や下山時に苦労された方も多かったのではないでしょうか。
10/7時点での様子。かなりU字に掘れてしまっています。
特に進行のひどかった場所3カ所について環境省のグリーンワーカー事業で整備を行っていただきました。
倒木や浮き石などの自然素材を利用してステップを設置していきます。
一段、 一段組み上げて完成したのがこちら。
以前は足の置き場に迷い、おそるおそる足を出していた場所でしたが、現在合計50段のステップが設置され、とても歩きやすくなりました。
とは言え、今妙高山は冬へと向かっています。11/13時点では燕温泉~源泉小屋間の舗装部分で朝方凍っている箇所や
湯道分岐~胸突き八丁間では降雪が残っており、凍って滑る岩もありました。
光善寺池には氷がはっていました。
山へおでかけの際は十分な情報収集と装備をお願い致します。
つづいてイベントのお知らせです。
妙高戸隠連山国立公園誕生指定記念シンポジウムまであと3日と迫りました。こちらは妙高戸隠連山国立公園の誕生を記念して、妙高市にてシンポジウムを開催されるもので、登山家としても知られる女優の市毛良枝氏の基調講演や、様々な分野の方が国立公園の将来を語るパネルディスカッションを実施します。同時に今年9月に決定したシンボルマークの表彰式も行います。シンポジウムの最後には、宿泊券や温泉チケットなどが当たる抽選会もありますので、是非足をお運びください。
1.開催日
平成27年11月20日(金)午後1時から16時45分まで(開場12時30分)
2.開催場所
妙高市文化ホール(新潟県妙高市上町9−2)
3.主催等
主催:環境省、妙高市、(財)自治総合センター
後援:総務省、新潟県、長野県、糸魚川市、長野市、信濃町、飯綱町、小谷村
4.実施内容
(1)基調講演
○講師:女優 市毛 良枝氏
○タイトル:「山から広がる人とのつながり」
○内容:女優で登山家としても知られる市毛さん。登山をきっかけに環境問題にも関心を持ち、99年には環境省の環境カウンセラーに登録されています。ご自身の体験に基づく山と人、そして国立公園とのつながりについての講演です。
(2)表彰式
○妙高戸隠連山国立公園シンボルマーク表彰
○自然公園関係功労賞者環境大臣表彰
(3)パネルディスカッション
○テーマ:「妙高戸隠連山国立公園の可能性」
○コーディネーター:信州大学地域戦略センター長 笹本正治氏
○パネリスト:
・環境省自然環境局国立公園課長 岡本 光之氏
・妙高自然ソムリエ、登山ガイド ウイリアム・ロス氏
・長野県環境保全研究所主専門究員 富樫 均氏
・温泉エッセイスト 観光庁VISIT JAPAN大使 山崎まゆみ氏
・元冬季オリンピッククロスカントリースキー代表 横山 寿美子氏
(4)抽選会
○妙高戸隠連山国立公園に関連する宿泊券や温泉チケットなどが当たる抽選会を実施します。
5.参加費:無料
6.定員:1000名。スムーズな入場のためできる限り入場整理券をご利用ください。配布場所は妙高市役所HPにてご確認ください。