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信越自然環境事務所

報道発表資料

2023年09月27日
  • 報道発表
  • 結果報告

令和5年度中央アルプスにおけるライチョウの野生復帰事業の実施結果について

 9月15日にプレスリリースを行ったとおり(令和5年度中央アルプスにおけるライチョウの野生復帰事業の実施について)、本日9月26日に那須どうぶつ王国、茶臼山動物園から計3個体を中央アルプスへ移送した。3個体については無事に中央アルプス頂上山荘周辺に設置したケージに収容した。
 これらの個体はケージで現地環境に馴化させた後、10月1日に放鳥する予定。
 次年度以降は、保険集団を用いた野生復帰手法の開発に取り組む予定。

1.これまでの経緯

経緯については9月15日プレスリリースを参照してください。
<9月15日発表資料>

2.移送結果

 8:04 那須どうぶつ王国からライチョウを乗せた車が出発
10:42 長野市茶臼山動物園からライチョウを乗せた車が出発
13:00 菅ノ台バスターミナル周辺にて各園からのライチョウを環境省が受領
13:30 環境省車にてしらび平駅に到着
13:50 しらび平駅からライチョウを乗せたロープウェー出発
13:59 千畳敷駅へライチョウを乗せたロープウェー到着
14:13 千畳敷駅から環境省職員によりライチョウの運搬開始
15:05 頂上山荘周辺に到着
15:10 ライチョウを頂上山荘周辺に設置したケージに収容し、様子を観察
15:15 ライチョウが落ち着いていることを確認し作業終了
<今回移送した個体>
那須どうぶつ王国 雄 1個体(令和3年中央アルプス生れ)
茶臼山動物園 雄・雌  それぞれ1個体(令和3年中央アルプス生れ)

3.今後の予定

 今回移送した個体は10月1日に放鳥する予定ですが、個体の状況によっては早期に放鳥する可能性もあります。放鳥後の個体のモニタリングについては、10月下旬まで実施する予定です。その他、今年生まれの雛への標識装着についても10月下旬まで継続します。次年度以降の野生復帰事業については保険集団を用いた野生復帰手法の開発に取り組む予定です。

4.ライチョウ放鳥日の報道対応について

 放鳥を予定している10月1日については頂上山荘周辺にて現地取材の機会を設ける予定です。放鳥の様子について取材を希望する社については以下の連絡先まで9月28日17時までに社名、取材人数、代表者の連絡先を連絡してください。ただし、10月1日を待たずに放鳥となった場合は現地取材は行わず、放鳥の結果のみご連絡いたします。

 連絡先:環境省信越自然環境事務所 野生生物課 小林
 TEL:026-231-6573 E-mail:NCO-NAGANO@env.go.jp

お問い合わせ先

環境省信越自然環境事務所 野生生物課 小林
TEL:026-231-6573