中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

報道発表資料

2022年12月14日
  • 報道発表

【お知らせ】ラムサール条約湿地藤前干潟において釣りごみ清掃活動を行います

藤前干潟における釣り人が近年急増し、釣り具の放置による野鳥への被害が生じています。また、野鳥だけでなく公園利用者への被害も懸念されています。官民で構成される藤前干潟協議会では、この問題について話し合い、釣りごみの現状把握とマナー啓発を目的とした官民協働による、釣りごみ清掃活動を実施しています。
清掃活動の第3回目は、以下の通り新川河口右岸にて釣りごみ拾いを行います。

1.日時

12月18日(日)9:00~12:00 ※少雨決行

2.集合場所

新川河口右岸堤防(庄内新川橋西交差点の南)

3.清掃場所

国指定藤前干潟鳥獣保護区 新川河口右岸(名古屋市港区藤前)


集合場所へは庄内新川橋西の交差点を南に入り、そのまま直進してください。新川右岸堤防はガードレールがあって普段はさらに南へは入れないようになっていますが、港土木事務所の協力により当日のみガードレールを外して車が入ることができます。

4.主催

藤前干潟協議会、WATERSIDE CONTROL

5.共催

藤前干潟ふれあい事業実行委員会

6.参加団体(予定)

NPO法人藤前干潟を守る会、名古屋市野鳥観察館指定管理者東海・稲永ネットワーク、藤前自治会、パタゴニア名古屋、愛知県環境局自然環境課、愛知県尾張建設事務所、名古屋市環境局環境企画課、名古屋港管理組合、国土交通省庄内川河川事務所庄内川第一出張所、環境省中部地方環境事務所名古屋自然保護官事務所

7.これまでの実績

令和3年11月5日(金) 第1回釣りごみ清掃活動
場所:稲永公園 参加者数:15人
令和4年5月14日(土) 第2回釣りごみ清掃活動
場所:稲永公園 参加者数:50人

8.藤前干潟協議会について

藤前干潟協議会は、藤前干潟の保全と活用を地元住民やNPO法人等の市民団体、研究者、行政の担当者などが一緒に話し合っていく場として、環境教育の拠点施設(稲永ビジターセンター及び藤前活動センター)の開館と愛・地球博の開催に合わせて2005年3月から活動しています。また、藤前干潟が市民運動によって埋め立てから保全されたという背景を持つことから、協議会の目的に賛同する方であれば誰でも出席することができ、市民、研究者、行政が同じ目線で話し合うことを目指した非常に特徴のある協議会です。
令和4年12月現在、計108回の運営委員会が開かれ、藤前干潟及びその周辺の環境保全に係わる問題の整理、より良い利用方法(ワイズユース)の検討、拠点施設や干潟の利用に関するアクセス、安全面の改善などが図られてきました。特に国指定藤前干潟鳥獣保護区内、及び周辺で行われる堤防等の工事について情報共有を行うとともに、自然環境に配慮した工法の提案や、環境影響評価のための調査及び報告方法の変更を要望し、工事による自然の改変を最小限に抑える努力をしています。
http://chubu.env.go.jp/wildlife/mat/m_1_1_11_5.html

9.その他

本活動は、日本鳥類保護連盟が呼びかけているテグス拾いにも協力するものです。