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伊勢志摩国立公園内におけるドローンの使用について
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昨今、ドローンなどの無人航空機が急速に普及し、様々な分野で活用され始めています。国立公園内においても、美しい風景や人間では立ち入りが困難な場所での撮影にドローンが使用される事例が増えています。一方で、多くの方々が利用する国立公園内でのドローンの使用は、様々なトラブル（騒音被害や落下事故等）の原因となることや、国立公園内に分布する希少な野生生物の生態に悪影響を及ぼすことが懸念されます。
そのため、伊勢志摩国立公園内におけるドローン使用上の注意点を整理しました。国立公園内でドローンを使用する際には、公園利用者の安全を確保するとともに自然環境の保護のため、以下の事項に注意して取り扱ってください。
伊勢志摩国立公園におけるドローン使用上の注意事項
１．事前に土地等の管理者及び所有者に確認してください
土地等の管理者、所有者が、敷地上空でのドローンの飛行を禁止している場合がありますので、事前に確認した上での飛行をお願いいたします。
２．プライベート空間や利用者が集中する場所での使用は控えてください
ホテルや別荘等の周辺や、広場・歩道・展望場所など、プライベート空間や観光客が集中する場所では、飛行させないようお願いいたします。また、観光客が多く集まる場所で、ドローンを飛行させるために操縦者やその関係者が長時間占有するなど、他の方々に迷惑になるような行為はしないようにお願いいたします。
３．静かに風景を楽しんでいる方々に配慮してください
国立公園には自然景観を楽しむために多くの方が訪れます。飛行するドローンが視界に入ることや騒音を快く思わない方もいらっしゃいますので、観光客の少ない時間に飛行させるなど、他の方々に配慮するようお願いいたします。
４．法令等の指導内容を遵守してください
ドローンの飛行にあたり、国立公園特別地域内に工作物を設置する場合は、自然公園法に基づく手続きが必要です。また、横山展望台周辺の環境省所管地内で一定の区画を占用・使用する場合も許可が必要となりますので、手続き内容を事前に確認し、指導に従うようお願いいたします。
なお、航空法に基づく無人航空機の飛行に関するルールについては以下のURLをご確認ください。
（国土交通省HP：http://www.mlit.go.jp/koku/koku.tk10_000003.html）
横山展望台（志摩市）付近でのドローン使用について
横山展望台には、英虞湾を中心とするリアス海岸の眺望を楽しむため、年間を通じて多くの方々が来訪されています。朝から日没まで多くの方が訪れることから、ドローンが展望台や歩道等に墜落しないよう安全性の確保が特に求められる場所となっています。
つきましては、誰もが安全かつ快適に景観を楽しむことができるよう、ドローンの飛行にあたっては、日の出から8:00までの時間帯で、周辺に他の方々がほとんどいないことを確認した上で行うようお願いいたします。
詳しくは、事前に環境省伊勢志摩国立公園管理事務所までご相談ください。
問い合わせ先：伊勢志摩国立公園管理事務所（0599-43-2210）