環境省ちゅうぶ環境メールマガジン(第9号)
環境省ちゅうぶ環境メールマガジン(第9号)
2007.12.01
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環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第9号)
★発行:環境省 中部地方環境事務所
★発行日:平成19年 12月 1日
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本メールマガジンは、転送自由です。また、新規読者も随時募集をしておりますので、配信を希望される方は、本メールマガジン最下部に記載の連絡先まで、お気軽にご連絡ください。
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12月は自動車交通量の増加、ビルや家庭の暖房等で、大気汚染物質濃度がより高くなる時期であるため、環境省では、毎年12月を、「大気汚染防止推進月間」として、きれいな空を守ることの大切さを呼びかけています。また、12月は、平成9年に京都で気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)が開催された月であり、「地球温暖化防止月間」として、地球温暖化防止に向けた取組を呼びかけています。
12月は一年の最後の月でもあり、いろいろと忙しい時期ですが、寒くなる時期でもありますので、みなさんも体調に気をつけていきましょう。
◆もくじ◆
1.トピック
(1)環境対策関係
- ○環境カウンセラー研修を実施しました
(2)廃棄物・リサイクル関係
- ○「漂流・漂着ゴミモデル調査」第2回地域検討会を開催します
(3)自然環境関係
- ○藤前干潟でふれあいデーが開催されました
- ○第3回エコツーリズム大賞として環境大臣表彰が行われました
- ○自然公園関係功労者環境大臣表彰が行われました
- ○子どもパークレンジャーでツキノワグマの調査をしました
2.中部地方環境事務所からのお知らせ
- ○ウォームビズ始まりました
- ○「平成19年版こども環境白書」HPにアップしました
- ○12月は「大気汚染防止推進月間」です
- ○立山の外来植物対策について
3.イベント・募集情報
(1)イベント情報
- ○「エコ&みえ子ども温暖化防止会議」「美し国みえエコ1・2・3運動発表会」
- ○地域を活かす助成金セミナー
- ○環境教育講座
<EPO中部>
- ○がっつりESD講座第2回
- ○がっつり「志」サロンVOL.3
<自然観察会>
- ○伊勢志摩国立公園 自然観察会
(2)募集情報
- ○近隣騒音防止ポスターデザインを募集しています
- ○我が家の環境大臣 第2回 我が家の「eco宣言☆」を募集しています
- ○第7回NGO/NPO・企業環境政策提言を募集しています
- ○平成20年版環境・循環型社会白書表紙絵コンクールを実施中です
4.コラム
- <環境モニターレポート>
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1.トピック
(1)環境対策関係
○環境カウンセラー研修を実施しました
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11月6日(火)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で、環境カウンセラー登録制度について理解を深めるとともに、情報交換によるパートナーシップの形成を目的として、環境カウンセラー研修を実施し、環境カウンセラー112名が参加しました。
この研修では、最初に、名古屋大学大学院環境学研究科教授の竹内恒夫氏が「名古屋の二酸化炭素2050年に1990年比マイナス60%?」をテーマに基調講演を行い、その後、各分科会で事例発表や活発な情報交換会が行われ、環境カウンセラーのスキルアップがなされました。
環境カウンセラーは身近にいる環境問題のスペシャリストです。
詳しくは http://www.env.go.jp/policy/counsel/index.html
(2)廃棄物・リサイクル関係
○「漂流・漂着ゴミモデル調査」第2回地域検討会を開催します
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環境省では、漂着ゴミの効率的・効果的な処理・清掃方法を検討するモデル調査を実施しています。中部地方では、三重県の地域検討会の第2回会合を12月1日(土)に鳥羽市民文化会館で開催します。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/9024.html
漂流・漂着ゴミ対策について、詳しくは
http://www.env.go.jp/earth/marine_litter/index.html
(3)自然環境関係
○藤前干潟でふれあいデーが開催されました
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11月17日(土)、18日(日)に名古屋市主催、中部地方環境事務所共催の藤前干潟ふれあいデーが開催されました。
SAVE FREEや♪鳥くんによる楽しいトーク&ライブショー や生物多様性に関するゲームやクイズ、藤前干潟観察会などが行われ、盛況でした。
藤前干潟ではイベントだけでなく普段から生き物の観察などには良い場所ですから是非行ってみてください!
詳しくは https://chubu.env.go.jp/to_2007/1126a.html
○第3回エコツーリズム大賞として環境大臣表彰が行われました
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エコツーリズムの取組で優れた実績を挙げた団体等を対象に「エコツーリズム大賞」として環境大臣表彰が行われました。中部地方からは、海島遊民くらぶ(三重県)、いしかわ自然学校(石川県)、高山市乗鞍山麓五色ヶ原の森(岐阜県)が表彰されました。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/9010.html
○自然公園関係功労者環境大臣表彰が行われました
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自然公園の保護に関し、特に顕著な功績のあった方を自然公園関係功労者として環境大臣表彰が行われました。中部地方からは、橋本正巳氏(上信越高原国立公園・新潟県)、中江実氏及び山田健治氏(白山国立公園・石川県)、上平尚氏(中部山岳国立公園・岐阜県)、川嶋富門氏(鈴鹿国定公園・三重県)が表彰されました。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/9010.html
○子どもパークレンジャーでツキノワグマの調査をしました
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10月21日(日)に軽井沢町で11名の小中学生が子どもパークレンジャーとしてツキノワグマの調査を行いました。子どもたちはクマのはく製を見ながら、生態や探知機等を使った調査法を教わりました。その後、 離山(はなれやま)に登り、実際に探知機を使ってクマの居場所を探したり、冬眠用の巣穴の中を調べたり、被害に遭われた方に話を聞いたりしました。子どもたちは、これらの活動を通して、実はクマは臆病で人がいる所にはクマの方から近づかないこと、人がクマに荒らされないようにごみの処理を正しく行うことなど、クマとの共存のためには何が必要なのかを熱心に考えてくれました。
◆アクティブレンジャー日記◆
「アクティブレンジャー」とは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール及び調査等を行う環境省の職員です。その「アクティブレンジャー」の活動の様子をお伝えします。
詳しくは https://chubu.env.go.jp/blog/
2.中部地方環境事務所からのお知らせ
○ウォームビズ始まりました
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環境省では地球温暖化防止のため、暖房時のオフィスの室温を20℃にすることを呼びかけています。 "寒い時は着る""過度に暖房機器に頼らない"そんな原点に立ち返り、"暖房に頼り過ぎず、働きやすく暖かく格好良いビジネススタイル"それが「ウォームビズ」です。ウォームビズの実施期間は、11月1日から3月31日までです。
詳しくは http://www.team-6.jp/try/warmbiz/index.html
○12月は「大気汚染防止推進月間」です
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環境省、独立行政法人環境再生保全機構及び全国都道府県では、大気の状態が悪化する冬季のうち12月を「大気汚染防止推進月間」と定め、期間中、大気汚染防止を呼びかける様々な普及啓発活動を行います。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/9076.html
○「平成19年版こども環境白書」HPにアップしました
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次代を担う子供たちに対しても地球温暖化をはじめとする様々な環境問題を自らの問題としてとらえてもらい、具体的な行動に結びつけることが重要となっています。
そのため、小中学生向けに環境白書の内容を分かりやすく要約した「平成19年度こども環境白書」を作成しました。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/8989.html
○立山の外来植物対策について
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立山黒部アルペンルート沿線にはセイヨウタンポポ、シロツメクサなどの外来植物が侵入しており、それらの生育地が拡大することで生態系への影響が懸念されています。この度、室堂平にある立山自然保護センターが出入口のマットに付着していた種子を調べたところ、確認された13種のうち、11種が外来植物であることが分かりました。これ以上の拡大を防ぐため、道路沿線では関係団体による地道な抜き取り作業が行われています。皆さんも入山される際には、外来種の種子を持ち込まない様に衣服や靴底の点検をお願いします。
3.イベント・募集情報
(1)イベント情報
○「エコ&みえ子ども温暖化防止会議」「美し国みえエコ1・2・3運動発表会」
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三重県地球温暖化防止活動推進センターは、各地域での地球温暖化対策について取り組む子供たちを招き、子供たちは、知事や有識者と意見交換、議論します。
日時:12月1日(土) 9:00~16:30
場所:三重県総合文化センター
詳しくは http://www.mie-ondanka.org/main.php?ID=126&cID=1
○地域を活かす助成金セミナー
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NPO法人地域の未来・志援センターは、地域を活かす助成金セミナーを開催します。本セミナーは、3部構成とし、第1部では、地域のNPOの資金調達のセミナー、第2部は、NPOと助成団体の地域の課題に関する意見交換の場とし、第3部では、地域資源をつなぐ仕組みづくりをテーマに意見交換を行います。
日時:12月8日(土) 13:30~20:00
場所:岐阜県県民ふれあい会館
参加希望者は http://www.c-mirai.org/ まで
○環境教育講座
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中部地方環境事務所は、環境教育講座「子どもたちと人類の未来を 守るために」をNPO法人愛知カウンセラー協会の協力を得て、テーマを「資源・エネルギーの制約への対応」として、開講します。
(この講座は「なごや環境大学連携講座」です)
日時:12月21日(金) 13:30~16:00
場所:愛知県東大手庁舎1階「あいちNPO交流プラザ」会議室
詳しくは https://chubu.env.go.jp/to_2007/0621a.html
<EPO中部>
○がっつりESD講座第2回
~持続可能な未来のために私にできることって?~
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私たち一人ひとりが、こうありたい、大切にしたいと思う社会や暮らし方を意識し、行動すること。私が大切にしたいものと、あなたが大切にしたいものをつなぐこと。そのための学びをつくり、平和に暮らせる未来をつくりたい。平和に暮らせる未来に向けて一緒に考えていきませんか? ぜひご参加ください。
「地域住民との共働から~むつみ福祉会のこだわり~」
ゲスト:青山 嘉靖さん(むつみ福祉会 施設長)
日時:12月12日(水)19:00~20:45
場所:愛知県東大手庁舎4F(EPO中部)
詳しくは http://www.epo-chubu.jp/
○がっつり「志」サロンVOL.3
~持続可能な社会をつくる若手の「志」に学ぶ~
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さまざまな分野・立場で若者が活躍中! 第3回は、岐阜県中津川にある「ふれあいのやかたかしも」の善田奈緒さんの思いを伺い皆さんと交流します。ぜひご参加ください!!
日時:12月14日(金)19:00-20:45
場所:愛知県東大手庁舎4F(EPO中部)
詳しくは http://www.epo-chubu.jp/
<自然観察会>
○伊勢志摩国立公園 自然観察会
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横山ビジターセンターは、伊勢志摩国立公園の冬ならではの自然や文化を体感できる自然観察会を開催しています。ぜひご参加ください。
日時:12月8日(土)、22日(土) 場所:伊勢志摩国立公園横山周辺
詳しくは http://yokoyama-vc.jp/
(2)募集情報
○近隣騒音防止ポスターデザインを募集しています
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環境省では、人々の良好な音環境に向けた意識の向上のため、近隣騒音防止を呼びかけるためのポスターの図案について募集します。
応募期限:平成20年1月11日(金)(当日消印有効)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/8764.html
○我が家の環境大臣 第2回 我が家の「eco宣言☆」を募集しています
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環境省では、家庭におけるエコライフの更なる取組を進めるため、家庭及び団体内での環境保全に関する取組を、我が家の「eco宣言☆」として募集します。
応募期限:平成20年1月15日(火)(当日消印有効)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/index.html
○第7回NGO/NPO・企業環境政策提言を募集しています
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環境省では、NGO/NPO・企業からの環境政策提言を募集します。なお、優秀な政策提言については、発表していただく機会を設けます。
応募期限:平成20年1月31日(木)(当日消印有効)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/9071.html
○平成20年版環境・循環型社会白書表紙絵コンクールを実施中です
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環境省では、「環境・循環型社会白書表紙絵コンクール」を開催します。各部門の最優秀作品には環境大臣賞が贈られます。
応募期限:平成20年1月31日(木)(当日消印有効)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/8691.html
4.コラム
<環境モニターレポート>
「環境モニター」とは、環境問題についての国民のご意見、ご要望を全国的に把握し、環境政策の企画立案等に反映させることを目的に、一般の方から募集し、随時レポートを頂いています。その中から紹介します。
題名:市民と行政の協働による環境学習の実践
モニター名:平田 亨(岐阜県)
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10月5日(金)に金華山南東に位置する達目洞において、岐阜市立岐阜北幼稚園、岐阜市役所、保全活動を行っている達目洞自然の会の協働で、幼稚園児に対する環境学習体験会を開催した。当日は、100名を超える園児を迎え環境学習を行いました。希少植物ヒメコウホネが自生する達目洞において1つの園を対象にした大規模な環境学習をはじめて開催いたしました。
このような取り組みを行ったきっかけとしては、日頃の園児の過ごす環境が社会変化と共に大きく変わってきたことにあります。昔であれば、自宅・幼稚園の周辺で自然体験がすぐにできたのですが、近年ではそのような体験ができなくなりました。また、社会的ニーズから幼児の安全管理については、今まで以上にハードルが高くなり、不確定要素の多い自然体験は敬遠されがちです。しかし、ハードルの高くなった安全管理を幼稚園だけでなく、保護者、市役所の担当部署、NPO団体と協働で実施することで、非常に有意義な活動ができました。
社会からの安全に関する要求が高まりつつある中、自然体験を進めるにあたって必要なことは、単体で実施するのではなく、複数の主体が協力し役割分担をしながら、環境体験・学習を管理できるようなコーディネート能力ではないかと思います。このコーディネート能力こそが、これからの行政に求められる公共サービスになるのではないかと考えます。
<編集後記>
先日、お寺のお坊さんが托鉢に回る途中で実家に立ち寄られて、一緒に食事をしました。彼らはなんとマイ箸、マイ鉢を持ち歩いているのですよ! いや、とってもエコだと思いました。他にも、いろいろな'マイ○○'が考えられますので、いろいろ実践していきましょう! もちろん、メルマガに関する'マイ意見'もお待ちしています。
12月になり、本格的な冬となって、気温もぐっと下がってきましたが皆さん体調にはお気をつけて、無事に年を越しましょう! では、今後ともよろしくお願いします。(矢)
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