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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

小さな仲間たち

2024年06月04日
三好 明
みなさん、こんにちは。
伊勢志摩国立公園管理事務所ARの三好です。梅雨も近づき、体調管理も難しい季節になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私の方は、初回のアクティブレンジャー日記に投稿しましたが、国立公園内をカメラ片手に歩き回る日々を送っています。出会う動植物は毎回新鮮で、時間を忘れてファインダーを覗いています。
そこで今回は、これまでに出会ってきた小さな仲間たちを少し紹介したいと思います。ちょっと骨休めに見ていただければ幸いです。

小さな仲間たち


【ミノムシ】
最近めっきり出会える機会が少なくなってきましたが、目を凝らしていると「あっ、いた!」と出会える仲間です。


【シュレーゲルアオガエル】
カイウの花の近くに、気持ちよさそうに目を閉じるシュレーゲルアオガエルが休んでいました。カメラを向けても気にする様子はありません。


【カタアリ】
ホタルブクロの花には、忙しそうにカタアリが働いています。普段何気なしに見慣れたアリも、よく見るとかわいいですね。


【シジミチョウ】
羽を休めるシジミチョウ。見ているこちら側が癒やされます。


【イトトンボ】
水辺に目をやると、イトトンボが休息中。メタリックな色合いがとてもきれいですね。


【カタツムリ】
雨の日に出かけてみました。この子も最近目にすることが少なくなった気がします。大切な命です。


【カニグモ】
アジサイの季節も近づき、葉も青々と元気に茂っています。目を凝らすと白い物体。カニグモが卵を守っています。つい見逃してしまうようなところにも大切な命が営まれています。


【オトシブミ】
ふと草花に目をやると、こちらを威嚇するように小さな黒い物体がにらんでいます。負けまいとこちらもファインダー越しににらみ返しますが、オトシブミはまったく動じる様子がありません。しばらくするとのろのろと去っていきました。


【ジョウカイボン】
緑豊かな里山を歩いていると、いろんな昆虫に出会えます。ジョウカイボンもそのひとつ。ジョウカイボンの名は高熱で死んだ浄海坊(平清盛)に由来し、別の科のよく似たカミキリモドキと間違えてつけられたそうですよ。
 


【ゲンジホタル】

5月も後半に入り、そろそろホタルの季節到来です。私も何十年も見てなかったので、今年はぜひとも見たいところです。天気の良い日の夜に出かけました。夜8時頃には何十匹ものホタルが舞っていました。感動!


ゲンジホタル】
先日観察したゲンジホタルが、日中に木の葉の裏で休息していました。

感動することの大切さ
 
どうでしたか?どれも伊勢志摩国立公園内で撮影した仲間たちです。どの子も自然豊かな環境の中、一生懸命生きています。私は、そんな小さな命に対して、「感動」と「優しさ」を持つことが大切だと思っています。
ちょっと目を凝らせば、みなさんもきっと出会えるはずですよ。


【クサグモ】