アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
*スノーシューで冬の森を探検!*
2017年03月09日3月に入りだいぶ過ごしやすくなったと思ったらまた雪が降り積もり、白山は冬に逆戻りです。暦上はもう春ですが、まだまだ雪を楽しめますよ。ということで、雪関連の話題です。
先月、白山市生涯学習課主催の「感性のびのび・ジオサタデー」に参加した子どもたちと、スノーシュー体験を行ったので、その様子をお伝えします。
白山国立公園センターに集合し、まずは事前レクチャー。雪の森で何が見られるかな?何が楽しみかな?危ないことは無いかな?みんなで確認します。
スノーシューを穿き、いざ出発!場所はちょうど白山国立公園の境界部分にあたります。前日から降雪が続いていたため、新雪のふわふわの雪でした。普通に歩いたら50㎝はかるく沈みます。「はいてて良かった~」とスノーシューのすごさを実感します。それでも、雪を踏み固めながら歩くのはとても大変だったようです。
まず興味をもったのはつらら!こんな大きな自然のつらら、見たこと無かったそうです。
それから木の芽を発見しました。こうして、冬の間じっと耐えていることがわかりました。
杉の枝の上にこんもり積もった雪もきれいでした。時折、雪がドサーッと落ちる様子に大はしゃぎ。
雪の上ではで転んでも痛くないのが魅力です。これでもか!というほど雪の上で転げまわりました。
スノーシュー散策は1時間半ほど、その後は雪合戦やそり、宝探しをし、雪遊びを満喫しました。雪遊びに熱が入りすぎていましたが、雪の役割や冬の自然についても、少しは学んでもらえたようです。子どもたちの興味の対象は様々で、豊かな感性にとても感心しました。自分が教える立場なのに、子供たちからたくさん学ぶことがあることに気づかされ、私自身とても良い経験となりました。
ひっそりと静かな森、雪を踏みしめる音、見えないけれど確かに存在を感じる生き物たちの痕跡、ピリッと冷たい空気、そんな異世界のような空間へぜひ出かけてみませんか?