中部地方環境事務所

ここからメニュー ジャンプして本文へ

ここから本文 ジャンプしてメニューへ

TOPICS

中部地方環境事務所TOPICS>2010年度

【開催報告】597枚のメッセージが集まりました! 国際生物多様性の日・COP10開催半年前記念行事

2010.06.15 中部地方環境事務所

 今年2010年は、国連が定めた国際生物多様性年。そして生物多様性の日でもある5月22日と翌23日の2日間、名古屋市・栄にあるオアシス21で、国際生物多様性の日・COP10開催半年前記念行事「なるほど生物多様性COP10まであと半年!」が開催されました。


会場となった名古屋・栄にあるオアシス21

イベントの幕開けを飾った環境省の渡邉綱男審議官の挨拶

 イベントには、約20の団体が参加し、様々な視点からの「生物多様性」に関連する活動を紹介していました。中部地方環境事務所は、「地球への想い ~今日からできる生物多様性保全~」をメインテーマに、山、川、海といった自然や、私たちが普段生活する町や職場、学校で今すぐできる「生物多様性」につながる行動をパネルで紹介。COP10を半年後に控えた時期ということから、よりいっそう「生物多様性」をより身近に知っていただこうと、出展には、兵庫県立人と自然の博物館から「オオクワガタ」などの模型、積水ハウス株式会社からパネル製作協力、また緑提灯応援隊から緑提灯の貸し出しの協力をいただき、生活密着した生物多様性の保全の意義を伝えることができました。


山・川・海そして町を描いたパノラマに、今日からできる生物多様性保全につながる環境行動をミニパネルで紹介。

こどもだけでなく大人も興味津々だった兵庫県立人と自然の博物館の巨大オオクワガタ。

積水ハウス株式会社の生物多様性への配慮を表した「パネル」。

地元産の素材が楽しめるマーク「緑提灯」を会場で展示。カップルの目をひいた。

 またそのほかにも、全国48のビジターセンターから寄せられた「地球のいのち、えがいてみよう」の作品展示や、中部地方の環境に関するキャラクター「えこキャラ」を紹介するなど、すでに始まっている「生物多様性の保全」も活動も紹介しました。


全国48のビジターセンターから寄せられた「地球のいのち、えがいていこう」。

こどもよりの大人の関心をひいた「えこキャラコーナー」。

 こうした盛りだくさんの内容の中で、多くの人の関心を集めたのが、ブースの入り口に置いた木のオブジェ。開催初日の5月22日が世界各地に植樹を呼びかけるグリーンウェイブの日であることから、木の葉のメッセージカードを用意し、来場者の方々が感じた「地球への想い」を、木のオブジェに貼り付けてもらいました。木の葉で、グリーンウエィブを起こそうとしたのです。

 貼り付けられたメッセージは、597枚。もっとも目についた環境宣言は、「ゴミを分別する」、「食べ残しはしない」、「不法投棄を許さない」といったゴミ関係のもの。続いて目を引いたのが、「移動は自転車」。「車を使わない」といったCO2の削減宣言。またペットブームを反映してか、「外来生物を飼ったら最後まで見る」。「100年後のことを考えて生活する」といった、考えさせられる宣言も寄せられました。
 木の葉に託された皆さんの地球への想いが、未来に活かされるよう、中部地方環境事務所は取り組んで行きたいと思っています。


時間が経つにつれ増えていった木の葉のメッセージカード。597枚のウエイブが起きた。

小さなお子さんによる愛らしいものから、ドイツ語、ハングル語でのメッセージも寄せられた。