ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年12月22日

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2016年12月22日藤前干潟サイエンスカフェのこと

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

<オナガガモやマガモが群れになって休憩中>

藤前干潟から、こんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

12月に入ったな、と思ったら、もう12月も下旬。年賀状の受付が始まったというニュースを見て、ちょっと焦っています。

皆さまは、もう年の瀬の準備はお済みですか?

さて、まだ年賀状も書いていないのに、来年の話をすると鬼が笑うかもしれませんが、

来年開催するサイエンスカフェのことを書いてみようと思います。

既に平賀ARから告知してもらっていますが、あらためて。

まずは、そもそも、、、カフェ、というからには、ドリンクが出るんでしょう?

とのご質問があるかもしれませんね。

はい。もちろんドリンク付きです!

イベントで提供するドリンクは、藤前干潟の四季や保全活動に関する情報を地域に発信していただいているイオンスタイル名古屋茶屋店さんにご協力いただいて、ホットドリンクを出す予定ですよ。

肝心の内容はどんな話?

とのご質問もあるかもしれません。

全部をお話することはもちろん出来ませんが、今までとはちょっと違った毛色のお話で、

タイトルは、「藤前干潟とつながる海~伊勢湾の流れ~」

そうなんです!今回のテーマは、母なる海の大いなる流れ、「海の流れ」のお話なんです。

海の生きものの中には、幼生期(生まれたての子ども)にプランクトンとして海中を漂うものが多くいます。

海を漂うプランクトンにとって、海の流れはとても重要なものでしょう。

それは海の生きものだけの話ではありません。

かの有名な唱歌「椰子の実♪」には遠い島からはるばると海を流れてたどり着く椰子の実が出てきますが、

植物だって、海の流れを利用してその分布域を拡げようとするものもいるのです。

そして、海の流れは、実は私たち人間活動ともつながりがあります。

藤前干潟で一番身近なのは、悲しいかな「ごみ問題」

藤前干潟のヨシ原の中を歩くと、拾っても拾ってもゴミが出てきますが、

このゴミは川の流れと海の流れによって、藤前干潟のヨシ原に溜まっていくんですよね。

さて、最後はちょっぴり暗い話になってしまいましたが、

「藤前干潟」と「海の流れ」をキーワードにしながら、海の不思議について探ってみるアカデミックなプログラム。

当日は、ドリンク片手に気軽に話を聞いてみませんか?


■藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟とつながる海~伊勢湾の流れ~」
藤前干潟サイエンスカフェ表 藤前干潟サイエンスカフェ裏

日 時:2017年1月28日(土) 13:30~15:00

 場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)

定 員:20名(先着・事前申込み)

 申込み:電話、FAX、メールにて受付

     TEL:052-389-2877、FAX:052-389-2878

     メール:WB-NAGOYA@env.go.jp

     ※年末年始は事務所がお休みですので、電話対応は出来ません。

      メール、FAXでお申込みください。

      年末年始の休み:12月29日~1月3日

 締切り:1月23日(月)必着

     定員に満たない場合は、継続募集

 参加費:無料

 主 催:藤前干潟ふれあい事業(名古屋市環境局環境活動推進課内 TEL:052-972-2662)

問合先:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)


最後に、藤前干潟でみられる可愛らしい小鳥たち♪

ジョウビタキとスズメ

スズメ

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