2016年5月25日
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2016年05月25日大河ドラマのオープニング映像に国立公園の景色が使われています
上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史
こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。
いわゆる大河ドラマのオープニング映像に担当地区内の景色が使われています。
最初のほうに出てくる、山城の中腹から2本の滝が流れ落ちている映像です。
2本の滝は長野県須坂市にある「米子大瀑布(よなこだいばくふ)」です。日本の滝百選に選ばれ、また、須坂市の指定文化財(種別は名勝)です。
<常時見えるのは権現滝(ごんげんだき:左)と不動滝(ふどうだき:右)の2本です。水が豊富な時期には不動滝の右側に3本目の滝(黒滝)が見えることがあります。山城は実際にはなく、合成したものです。>
米子大瀑布の詳細な情報は須坂市の次のページをご覧ください。
<http://www.city.suzaka.nagano.jp/enjoy/kankou/yonako/>
また、ほかにもオープニング映像に長野県にある国立公園の景色が使われています。
■妙高戸隠連山(みょうこうとがくしれんざん)国立公園の「鏡池(かがみいけ)」(長野市戸隠)は冒頭に使われています。
<戸隠連峰の山々が鏡池に写っています>
■同じく妙高戸隠連山国立公園の「戸隠神社奥社参道(とがくしじんじゃ おくしゃ さんどう)」も使われています。杉並木に六文銭ののぼり旗の映像です。これも合成で、実際には壁とのぼり旗はありません。
<この杉並木は数年前に鉄道会社のCMでも使われました。>
(上の2枚は妙高戸隠連山国立公園の長野県側を担当する戸隠自然保護官事務所から提供してもらいました)。
オープニング映像の撮影地は景色の素晴らしいところですが、国立公園には、このほかにも景色の素晴らしいところがたくさんあります。どうぞ上信越高原国立公園と妙高戸隠国立公園にお出かけください。
■上信越高原国立公園のページ
<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>
■妙高戸隠連山国立公園のページ
<https://www.env.go.jp/park/myokotogakushi/index.html>
※国立公園のページは装いが一新されています。新しいページをどうぞご覧ください。
<お知らせ>
1.「登山計画書の提出が義務付けられます」
長野県は、長野県登山安全条例第20条第1項の規定により、遭難の発生のおそれが高いと認められる山岳の登山道を指定登山道として指定しました。平成28年7月1日より指定登山道を通行しようとするときは、登山計画書の提出が義務付けられます。指定登山道については長野県のページをご覧ください。
<http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/shiteitozando.html>
2.「山の日」
8月11日は国民の祝日「山の日」。今年が祝日になって最初の年です。中部山岳(ちゅうぶさんがく)国立公園の上高地(かみこうち:長野県松本市)で第1回山の日記念全国大会が開催されます。
3.「信州山の日」
7月第4日曜日(今年は7月24日)は「信州山の日」です。
徐々に日差しが強くなり、梅雨も近づいて来たこの頃ですが、
標高約2500mの立山室堂周辺はまだまだ雪が沢山あります。
それでも冬の積雪が少なかったことや、春先の天候の影響もあり、
例年よりもかなり雪解けが進んでいます。
ライチョウも4月中旬の写真と比べると・・・
5月中旬では、かなり羽の色が変わっています。
こちらは、左がオスで右がメスです。
ライチョウは、季節によって羽の色が変わります。
雪が融けるこの時期から、ライチョウは繁殖期に入り、
オスはナワバリを見張る岩の上、メスは砂や草の上で目立ちにくい色になります。
立山室堂では、ミクリガ池周辺のハイマツの陰などを探すと見つけられます。
ただし、ロープや柵を越えて歩道の外に出たり、植物を踏んだりしないように、
マナーを守って観察して下さい。
また、ライチョウを追いかけたり、触れたりせず、
離れたところから観察していただくよう、お願いいたします。