ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年7月17日

3件の記事があります。

2015年07月17日出前授業@成基小学校(夏)

伊勢志摩国立公園 志摩 アクティブレンジャー 半田俊彦

7月8日に志摩市立成基小学校で出前授業を行いました。

春夏秋冬の自然を観察して記録する内容の「夏」の授業です。

 
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はじめに前回「春」の授業で観察したオトシブミについて、

昆虫標本を使って復習しました。

 

今回は昆虫や水辺の生物を採集して観察することをテーマに、

アミとケースを持って出発です。

 

いろいろな方法で生きものを捕まえようとベイト(エサ)を使ったトラップを仕掛けましたが、

前日までの雨の影響か今回は何も入りませんでした。

  

田んぼ横の水路ではメダカやミズカマキリが捕まりました。

ミズカマキリは志摩地方ではタガメよりもレアな生きものです!

成基小学校の自然はすごい!!

 

教室に戻った後、事前に捕まえておいたクワガタを使って

昆虫の体のつくりを観察したり、スケッチをしたりしました。

 

今回の授業は梅雨の最中ということもあり悪天候が影響しましたが、

それでも夏らしく、たくさんの生きものに出会えました。

 

次回は秋の授業です。秋ならではの自然の出会いを楽しみにしています。

児童のみなさん、先生方、どうもありがとうございました。

 
 

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facebookページ「伊勢志摩国立公園 近畿自然歩道歩いてみよう」

近畿自然歩道や周辺の自然情報等を掲載しています。

https://www.facebook.com/iseshimanp.longtrail?fref=ts

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2015年07月17日笠ヶ岳山頂からの素晴らしい眺め

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原(長野県山ノ内町)です。

7月13日は長野県山ノ内町と高山村にまたがる笠ヶ岳を歩きました。地元の方は「かさだけ」と呼んでいます。

山ノ内町と高山村の境界にある峠の茶屋から歩き始めます。山頂の標高は2,075m、峠の標高は約1,900mなので、標高差は約170mです。上りのコースタイムは約30分です。

<峠の茶屋付近から眺める笠ヶ岳西斜面。笠のように見えます。>

笠ヶ岳の魅力は、何と言っても、比較的短い時間で山頂まで登ることができ、素晴らしい眺めを得られることです。

<南を見ると浅間山。雲なのか噴煙なのか不明。>

<西を見ると長野市街地。北アルプスの稜線が所々に見えますが、はっきりしません。視界の良い日にまた来なさいということだと思って諦めます。>

<東を見ると横手山>

<北側を見ようとするとアゲハチョウの仲間がいました>

<北側の山並み。中央奥の一番高い山(2つのピークが見える山)が、志賀高原で最も高い山である裏岩菅山(左)と岩菅山。>

さて、歩道(登山道)の状況です。

左:峠の茶屋から山頂までの区間のうち、ほとんどは階段が整備されています。急勾配の箇所が多いので、特に下りでは慎重に歩いてください。

右:山頂に近い区間はロープが張ってあります。ロープを使わなくても上り下りできるところも多いので、ロープに頼り過ぎないように歩いてください。

峠の茶屋までの車道は山ノ内町側、高山村側ともに道が細く、カーブが多いです。お気をつけてお出かけください。なお、峠の茶屋付近の駐車スペースは普通車で10台程度あります。

山から下りた後は、山ノ内町の志賀高原や高山村の松川沿いにある、国立公園内の温泉もぜひご利用ください。

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2015年07月17日東館山と奥志賀渓谷

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原(長野県山ノ内町)です。

7月7日は東館山、奥志賀渓谷を歩きました。

■東館山(ひがしたてやま)

<今年はコバイケイソウが比較的多く開花しています。コバイケイソウは数年に一度、開花の当たり年があります。>

<ぶえもん池にはミツガシワが群生しています。>

<東館山から30分ほどの岩菅山登山口からの景色です。曇り空でしたが、北アルプス(≒中部山岳国立公園)の稜線が見えました。白馬乗鞍岳から針ノ木岳のあたりまで望むことができ、鹿島槍ヶ岳付近の奥には剱岳と立山も見えます。天気と視界の良い時にもう一度見たい景色です。>
<手前右の山は飯縄山(いいづなやま)です。こちらは妙高戸隠連山国立公園の山です。>

東館山へのアクセスは、徒歩のほかに次の2通りがあります。一つは発哺(ほっぽ)からのゴンドラリフトを利用する方法、もう一つは高天ヶ原(たかまがはら)からのサマーリフトを利用する方法です。上の二つの交通機関を利用すると、標高約2,000mの東館山山頂近くまで到達することができます。

■奥志賀渓谷(おくしがけいこく)

奥志賀渓谷へは、志賀高原中心部から雑魚川(ざこがわ)に沿うように付いている県道を、栄村(秋山郷)方面へ下っていくとあります。

遊歩道が整備されています。

<ブナやミズナラの大径木のある素晴らしい林が広がります。>

緑の葉が生い茂る時期もよいのですが、紅葉の時期も素敵です。また、渓谷という名のとおり、流れのある景色も見どころです。

<左:ブナ林の紅葉、右:渓谷にある滝の一つ。平成23年10月14日撮影。>

■その他

奥志賀渓谷から秋山郷方面へ、秋山林道(雑魚川林道)を進んでいくと、鬼沢付近で、道路脇の谷に突然、残雪が出てきます。標高約1,200m付近という低い標高にもかかわらずこのような景色が広がるのは驚きです。

今回は、登山者カウンター(登山者数を計測するセンサー)を、岩菅山登山口(寺小屋スキー場上端)、奥志賀渓谷、苗場山小赤沢登山口の3箇所に設置する途中で見られた景色を紹介しました。

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