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中部地方環境事務所

特定外来生物「カミツキガメ」を見かけたら通報して下さい!

2016年07月19日

特定外来生物「カミツキガメ」を見かけたら通報して下さい!


外来生物法に基づき指定されている「特定外来生物」。皆さんの身近にも実は存在しています。

夏になると、水辺に近づく機会が増えると思います。この水辺にも特定外来生物が生息していることがあります。

H28年の4-5月にかけて名古屋市近郊にて5件もの捕獲例が報告されました。これらのほとんどは、過去にペットとして購入された個体が野外に遺棄されたと思われるものが発見されたのですが、このような遺棄個体が野外で複数遭遇し、野外で繁殖してしまうことがあります(千葉や静岡にて定着例が有ります)。

カミツキガメは、陸上にいるときは在来のカメと異なり非常に攻撃的で首を長く伸ばし、俊敏に動き噛みつくなどし、人にも危害が及び恐れがあります。また、在来のカメと競合し、地域の生物多様性を脅かします。

中部地方では、現在のところ野外で定着をしていませんが、遺棄個体は見つけ次第駆除をしてゆかなければ、他地域と同様に定着し、増えてしまう恐れがあります。

そのため、その対応を含め広く国民に周知するため、普及啓発資料を作成いたしました。カミツキガメを見つけたら、お住まいの自治体・警察に通報をしていただき、駆除にご協力下さい。

駆除をしなければいけない外来生物とは言っても、外来生物自体に罪があるわけでは無く、元々ペットとして飼養していたものが捨てられたことにより駆除をしなければならなくなったものです。外国産や他の地域産のペットは、絶対に野外に放さないで、最後まで責任を持って飼いましょう!

特定外来生物カミツキガメを見つけたら通報して下さい!  特定外来生物カミツキガメを見つけたら通報して下さい!

チラシのデータは、ダウンロードして印刷して頂き、自由に普及啓発に活用して頂けます。

是非ご利用下さい。

データ:普及啓発データ

※解像度の高いデータやAIデータが必要な場合は、中部地方環境事務所野生生物課までお問い合わせ下さい。

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