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【開催報告】豊かな流域を守り育てるために~生物多様性流域対話~
2011.03.01 中部地方環境事務所
2月20日(日)、岐阜市のじゅうろくプラザで、「生物多様性流域対話」を開催しました。会場には、愛知・三重・岐阜の大学生を含め約60名が集まりました。
<「伊勢・三河湾流域保全・再生調査」報告>
最初に、当所と伊勢湾・三河湾流域再生交流会議、伊勢・三河湾流域ネットワーク等の連携事業である「伊勢・三河湾流域保全・再生調査」の報告を行いました。
そもそも、この調査は、流域の保全と再生に取り組む団体が、別の団体の活動現場に出かけて活動状況や課題について直接話を聞くことを通じて対話を行い、連携を強化し、生物多様性の保全活動の促進を図るものです。
今年度は、特に揖斐・長良川流域を対象として本調査を行いました。地域住民が自然資源を上手く活用して「なりわい」を成り立たせることの結果として、生物多様性の保全や再生に繋がった活動事例、行政、NGO等セクターを超えた連携が上手く機能した事例、「よそもの」である若者が中山間地域等の上流域に入り地域住民とともに活動することで成功した事例が取り上げられました。
今年度の調査結果は 伊勢・三河湾流域 生物多様性保全活動団体情報 をご覧ください。
<全体対話>
次いで、流域の保全再生に向けた活動について対話を行いました。学生や活動団体、行政等、さまざまなセクターに携わる多くの参加者から、流域内の保全活動に関する意見が述べられました。各セクター、各地域での課題や役割を共有しあう時間となり、対話の場の必要性が改めて認識されました。
- 全体対話のコーディネター/
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- 森と水辺の技術研究会 野村典博氏(右)
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- 生物多様性フォーラム 曽我部行子氏(左)
<宣言文>
全体対話での議論をふまえ、参加者一同で、下記の宣言文を採択し、当所も含め各主体が引き続き、各々の取組を積極的に進めていくことを確認しました。
資料
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- チラシ [PDF 474KB]
- [2]
- 生物多様性流域対話詳細記録