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【開催報告】シンポジウム 里山・里海の生物多様性を活かした地域づくり~生物多様性条約COP10の成果をふまえて~
2011.03.01 中部地方環境事務所
次世代の地域の担い手である若者たちと里山・里海の恵みを再発見し、上手に保全・活用した地域づくりを考えるシンポジウムを、2月12日に三重大学で開催しました。
第一部では、大学、行政、NPO、企業等14団体における、環境保全取組の展示紹介や発表の場が設けられ、それぞれの活動が連携していく必要性を再認識するものとなりました。
「生物多様性条約COP10の成果と愛知目標の実践に向けて」(中部地方環境事務所田村統括自然保護企画官)
第二部のシンポジウムでは、「生物多様性条約COP10の成果と愛知目標の実践に向けて」(中部地方環境事務所)、「三重県における生物多様性地域戦略の策定」(三重県)、と題した報告がされました。
また、三重大学学長補佐・人文学部教授 朴恵淑氏から「三重県の里山・里海と生物多様性保全」、菰野町の石原正敬町長から「里山の恵みを活かした町づくり」について講演いただきました。
マコモ生産農家 大橋氏
地元・津市で生産された海苔を味わう参加者
「里山・里海の幸ケータリング」では、講演への理解を深めてもらうため、菰野町のマコモを使ったお菓子を参加者に味わって頂きました。マコモ生産農家の大橋徳紀氏に会場にお越しいただき、マコモの歴史や製品化の取組などについて解説いただきました(写真左)。また、地元・津市で生産された伊勢湾の海苔も参加者に味わっていただきました(写真右)
最後に、エコツーリズムアドバイザーの鈴木順一朗氏のコーディネートのもと、講演者に加えて三重大学環境ISO学生委員の中田幸希さん(人文学部1年)、坂倉智大さん(教育学部1年)に参加いただきき、COP10で受けた影響や今後の活動に向けた決意を語ってもらいました。この対談を通じて、今後の地域を担う若者がCOP10の成果を実践するキーパーソンとなるということを、皆様にご理解いただくシンポジウムとなりました。
資料
チラシ [PDF 2,265KB]
三重大学学長 内田淳正氏からの挨拶 [PDF 457KB]