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【開催報告】「レンジャーと行く白山国立公園~野鳥と戯れる秋」を開催しました!
2008.09.27 中部地方環境事務所
白山自然保護官事務所は、9月27日(土)に白山市白峰で観察会を開催しました。当日は晴れでした。
まず、根倉谷園地の主役であるミズバショウ、アケボノソウ、エゾリンドウについて、園地入口の案内板で説明し、それらをみんなで探しました。
しかし、探すのは簡単ではありません。なぜなら、アケボノソウは数株が残るばかりで、また、花の終わったミズバショウは葉っぱが極端に大きくなり、お化けのように変わり果てた姿になっていて、参加者はなかなか見つけることができませんでした。唯一、エゾリンドウだけは見つかりました。
それから、クリの木の下に散乱する無数のクリの殻を発見しました! いったいこれは誰のしわざでしょうか? サルでしょうか、リスでしょうか? ヒントは木の上に残された折られた枝の塊にありました。クマ棚でした。残されたクリの殻を見ると、食べられる部分はきれいに食べられ、「クマがこんな器用なの?」と参加者は不思議に思ってみていた様子でした。
園地を一周した後は野鳥観察です。残念ながら野鳥の姿はほとんどなく、参加者の自由時間としました。各々が、葉っぱでお茶を入れたり、拾ったクリを焼いたり、白山秋を楽しみました。
根倉谷園地で探してもらいたいものは、案内板にあります。
たくさんのクリを食べた痕、ヒントは上に。