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【開催報告】「レンジャーと行く白山国立公園~初夏のチブリ尾根」を開催しました!
2008.06.14 中部地方環境事務所
白山自然保護官事務所は、6月14日(日)に白山市市ノ瀬で観察会を開催しました。今回の観察会は、市ノ瀬ビジターセンターからチブリ尾根を往復するコースでした。チブリ尾根は白山でも有数のブナ林が広がっており、巨樹の森となっています。
「木に会いに行く」というプログラムを行いました。あらかじめ選んでおいた10本の巨樹の写真と特徴を解説したプリントを参加者に配布し、それを見ながら登山道を歩き、たくさんの木の中からその巨樹を当てるというものです。
参加者の方々は10本のうち9本を見つけることができました。1本見つけるごとに「象にそっくりだ~」、「なんて立派なんだろう」など感嘆の声を上げていました。
参加者が見つけることができなかったのは最後の1本はカツラの木です。その理由は、太さがチブリ尾根の木々の中では普通(胸高直径は70~80㎝もあります)だったからでしょう。そのカツラは、幹が太いまま真っ直ぐ伸びて株立ちしていないので、全くカツラの木に見えないのです。見つけてみるとその美しさ、その背の高さに感動します。
この日、初夏のチブリ尾根を参加者全員で満喫することができました。
自然解説風景
参加者が見つけた10本の木の一つ(チブリ尾根で最も大きなカツラ)。