上信越高原国立公園における公園計画の変更に係る中央環境審議会の答申について
上信越高原国立公園における公園計画の変更に係る中央環境審議会の答申について
環境省では、昭和24年の指定以来、公園計画の全般的な見直しが行われていなかった上信越高原国立公園の志賀高原地域について、自然的及び社会的状況の変化を踏まえ、本地域の風致景観の保全と適正な利用の増進を図るため、保護規制計画と利用施設計画の抜本的な見直しを行うこととしました。 このたび、平成30年11月12日(月)に開催された中央環境審議会自然環境部会において、「上信越高原国立公園の公園計画の変更について」が審議され、中央環境審議会会長から環境大臣に対して、諮問のとおりとすることが適当である旨答申がなされたので、お知らせします。 |
<志賀高原地域について>
志賀高原地域は、長野県北東部の野沢温泉村、栄村、木島平村及び山ノ内町にまたがり、笠ヶ岳や岩菅山等
に代表される2,000m級の山々と雑魚川や魚野川に育まれた原生的な自然環境を有する自然豊かな地域です。
<今後の予定>
今回の答申を受けて、平成30年12月までに官報告示を行う予定です。
官報告示後から新たな保護規制や利用施設計画が適用されます。
<見直しを行った主な地域>
●新たにスノーモービルなどの乗入れ規制地域となるカヤノ平北ドブ湿原(木島平村)
(普通地域から第1種特別地域に変更)
●ブナ林とグリーンタフと呼ばれる岩盤の河床が続く雑魚川の渓流(奥志賀渓谷)
(栄村・木島平村・山ノ内町)
(普通地域から第2種特別地域に変更)
●志賀高原地域で唯一ハイマツなどの高山植生が見られる岩菅山(山ノ内町)
(普通地域や特別地域から第1種特別地域に変更)
●樹齢200年を超えるブナ林やイヌワシをはじめとした野生動植物が数多く生息・生育する魚野川流域
(山ノ内町)
(普通地域から特別保護地区に変更)
●樹齢200年を超えるブナ林やイヌワシをはじめとした野生動植物が数多く生息・生育する魚野川流域
(源流部)(山ノ内町)
(普通地域から特別保護地区に変更)
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