報道発表資料
2022年08月08日
- 報道発表
令和4年度動物園から中央アルプスへのライチョウの野生復帰予定の決定について
環境省では、中央アルプスにおいてライチョウ個体群復活事業を進めています。このたび、那須どうぶつ王国及び長野市茶臼山動物園で繁殖したライチョウ計22羽(雄成鳥1羽、雌成鳥5羽、雛16羽)を中央アルプスに野生復帰させることが決まりました。
移送は8月10日(水)を予定していますが、当日の天候などにより11日(木)以降に順延する場合もあります。
野生復帰させた個体は中央アルプス駒ヶ岳周辺で1週間程度ケージ保護を行い、個体の状況を見ながら順次放鳥していく予定です。なお、中央アルプスで6月27日から実施していたケージ保護事業については、7家族計40羽の雛を保護し、7月27日までに合計35羽の雛を放鳥しました。
移送は8月10日(水)を予定していますが、当日の天候などにより11日(木)以降に順延する場合もあります。
野生復帰させた個体は中央アルプス駒ヶ岳周辺で1週間程度ケージ保護を行い、個体の状況を見ながら順次放鳥していく予定です。なお、中央アルプスで6月27日から実施していたケージ保護事業については、7家族計40羽の雛を保護し、7月27日までに合計35羽の雛を放鳥しました。
1.那須どうぶつ王国及び茶臼山動物園の繁殖状況について
▶ 動物園における中央アルプス由来個体の飼育について
・令和3年8月3日に中央アルプスでケージ保護した2家族(雌2羽+雛9羽)を那須どうぶつ王国(雌1羽+雛6羽)と長野市茶臼山動物園(雌1羽+雛3羽)に移送。
・令和4年1月に両園の雄同士を交換し、4月から那須どうぶつ王国では雌4羽すべて、長野市茶臼山動物園では雌3羽のうち雌2羽で繁殖を開始。
▶ 令和4年度の繁殖状況(8月8日時点)
那須どうぶつ王国
1家族目 7月2日 8卵中8卵孵化 雛7羽 ▶野生復帰
2家族目 7月10~11日 8卵中4卵孵化 雛0羽
3家族目 7月14~15日 11卵中8卵孵化 雛6羽
*雛1羽が野生復帰に際した事前チェックを満たしていないため野生復帰は雌親+雛5羽 ▶野生復帰
4家族目 7月15~16日 8卵中6卵孵化 雛4羽 ▶野生復帰
その他雄成鳥2羽を飼育中
2家族目 7月10~11日 8卵中4卵孵化 雛0羽
3家族目 7月14~15日 11卵中8卵孵化 雛6羽
*雛1羽が野生復帰に際した事前チェックを満たしていないため野生復帰は雌親+雛5羽 ▶野生復帰
4家族目 7月15~16日 8卵中6卵孵化 雛4羽 ▶野生復帰
その他雄成鳥2羽を飼育中
長野市茶臼山動物園
1家族目 他園から受精卵7卵を抱卵させたが7月6日抱卵放棄 ▶野生復帰
2家族目 7月15~16日 1家族目が放棄した卵のうち2卵が孵化 雛0羽 ▶野生復帰
その他雄成鳥2羽、雌成鳥1羽を飼育中
2家族目 7月15~16日 1家族目が放棄した卵のうち2卵が孵化 雛0羽 ▶野生復帰
その他雄成鳥2羽、雌成鳥1羽を飼育中
▶ 野生復帰候補個体(予定)
那須どうぶつ王国3家族(雌親(成鳥)3羽+雛16羽) 計19羽を野生復帰
長野市茶臼山動物園
雄成鳥 1羽
雌成鳥 2羽 計3羽を野生復帰
2園合計 雄成鳥 1羽、雌成鳥 5羽、雛 16羽 合計 22羽
雌成鳥 2羽 計3羽を野生復帰
2.今後の予定
上記した野生復帰候補個体についてこれまで実施した事前チェックでは問題が確認されなかったことから、8月10日に中央アルプス現地へ野生復帰を行う予定です。ただし、天候等の状況によって8月10日に実施できなかった場合は11日以降に順延します。野生復帰させた個体は中央アルプス駒ヶ岳周辺に設置したケージに収容し、1週間程度野生環境に慣らした後放鳥します。
なお、6月27日から実施していた中央アルプス生まれ家族のケージ保護については7家族計40羽の雛を保護し、35羽の雛を放鳥して7月27日に終了しています。
なお、6月27日から実施していた中央アルプス生まれ家族のケージ保護については7家族計40羽の雛を保護し、35羽の雛を放鳥して7月27日に終了しています。
お問い合わせ先
環境省信越自然環境事務所野生生物課 小林(090-7332-7156)
那須どうぶつ王国での取組について 宮地(028-777-1110)
長野市茶臼山動物園での取組について 田村(026-293-5167)
那須どうぶつ王国での取組について 宮地(028-777-1110)
長野市茶臼山動物園での取組について 田村(026-293-5167)