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信越自然環境事務所

報道発表資料

2026年09月24日
  • その他

北アルプストレイルプログラムにおける登山道維持協力金のキャッシュレス決済実証について

 中部山岳国立公園において推進している「北アルプストレイルプログラム」の一環として、登山道の維持管理に活用する協力金の収受方法の拡大に向け、KDDI株式会社と連携し、キャッシュレス決済を活用した実証事業を実施します。
 本実証は、現金による協力金収受に伴う課題への対応や、登山者が協力金に参加しやすい環境づくりを目的として実施するものであり、今後の持続的な登山道維持管理の仕組みづくりに向けた検証を行います。

1 背景

 北アルプス地域においては、登山道の維持補修や安全対策、周辺環境保全に多くの経費を要しており、近年は豪雨災害の頻発や資材・輸送費の高騰などにより、その負担は増加しています。こうした状況を踏まえ、環境省では関係自治体、山小屋関係者等と連携し、「北アルプストレイルプログラム」の取組として登山道維持協力金制度を運用しています。一方で、現金による協力金収受については、回収・保管・運搬等の負担が生じるほか、近年のキャッシュレス化の進展を踏まえ、多様な支払手段への対応が求められています。

2 実施概要

 環境省は、KDDI株式会社及び株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスと連携し、山岳地域における衛星通信サービスを活用した協力金キャッシュレス決済の実証を実施します。本実証では、「au Starlink 山小屋Wi-Fi」の利用申込みとあわせて登山道維持協力金を支払う仕組みを試行し、利用状況や運用上の課題、協力金収受への効果等を検証します。
(1)実施期間
 ・令和8年9月15日から令和8年10月31日まで
(2)実施内容
 ・登山道維持協力金のキャッシュレス決済実証
 ・山岳地域における通信環境を活用した収受手法の検証
 ・協力金収受方法の多様化に向けた効果検証

3 期待される効果

 本実証により、
 ・登山者の利便性向上
 ・協力金への参加機会の拡大
 ・現金取扱いに伴う管理負担の軽減
 ・持続可能な登山道維持管理体制の構築
といった効果が期待されます。
 環境省では、本実証の結果を踏まえ、協力金制度のさらなる改善を図るとともに、中部山岳国立公園における登山道の適切な維持管理及び利用環境の向上に取り組んでまいります。

4 北アルプストレイルプログラムにおける位置付け

 本実証は、北アルプストレイルプログラムが推進する「利用者負担による持続可能な登山道維持管理」の取組の一環として実施するものです。協力金は、北アルプス南部地域における登山道補修、道標整備、安全対策及び周辺環境保全等に活用されます。

【詳細情報】
 実証事業の詳細については、KDDI株式会社のニュースリリースをご参照ください。
 (URL)https://www.au.com/information/topic/content/2026-018/

お問い合わせ先

中部山岳国立公園管理事務所
(直通:0263-94-2024)
 上高地管理官事務所
 (直通:0263-95-2032)
 国立公園管理官:島 充明