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信越自然環境事務所

報道発表資料

2025年09月16日
  • 報道発表

「横尾登山ゲートにおける登山者事前確認」実証実験の開始について

 中部山岳国立公園では、登山者によるルール・マナーの理解促進と、登山文化の持続的な継承を目的として、令和7年9月13日から10月13日までの31日間、奥上高地・横尾登山口において、登山者への事前確認を行う実証実験を実施します。
登山者の行動変容を促し、山岳環境の保全と安全な登山の両立を目指します。

1.実証実験実施期間

令和7年9月13日(土)~10月13日(月・祝)

2.実施内容

詳細については、「北アルプストレイルプログラム」Webサイトをご覧ください。
横尾登山ゲート試行実験 | 北アルプストレイルプログラム

3.経過・背景

 中部山岳国立公園(以下、「当公園」)は、3,000m級の山々が連なる我が国有数の山岳国立公園であり、登山を中心とした利用が長年にわたり行われてきました。登山道は山小屋関係者や登山案内人などの尽力により維持され、北アルプスの登山文化を支えてきました。
 しかし近年、登山者層の変化や訪日外国人登山者の増加により、登山ルールやマナーの理解不足、準備不足による事故など、新たな課題が顕在化しています。これらは、山小屋事業の継続や登山文化の維持にも影響を及ぼしかねません。
 当公園では、令和4年度より、「北アルプストレイルプログラム」を開始し、登山者によるルール遵守や登山道維持への参加を呼びかけてきましたが、さらなる行動変容を促すため、今回、槍ヶ岳・穂高連峰・蝶ヶ岳方面の登山口である横尾において、登山者への事前確認を行うゲートを設置し、登山行動の見直しを図る実証実験を行います。

お問い合わせ先

中部山岳国立公園管理事務所
(直通:0263-94-2024)
所長:野川 裕史

上高地管理官事務所
(直通:0263-94-2032)
国立公園管理官:島 充明