中部地方のアイコン

信越自然環境事務所

報道発表資料

2026年04月24日
  • 報道発表
  • 開催案内

ライチョウ保護増殖事業に係る株式会社ヤマップ、長野県、環境省との協定の締結及び民間連携イベントの取り組みについて

 ライチョウの保護対策及び山岳生態系の保全への寄与を目的に、株式会社ヤマップと環境省が締結する連携協定に新たに長野県が加わります。
 同協定に基づき、第三期ライチョウ保護増殖事業実施計画の一環として、登山者からの目撃情報を保護増殖事業の取り組みに活かす「みんなで守る山岳生態系」プロジェクトを開始します。
 さらに、全国でライチョウ応援者を増やし、ライチョウ保全のすそ野を広げることを目的として、「想いを形に、GPSアートでライチョウ応援プロジェクト第1弾」をヤマップ、(一社)日本GPSアート協会及び(公社)日本動物園水族館協会と連携して実施します。
 
 
※環境省では絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づき、平成24年10月に、文部科学省及び農林水産省と共同で策定した「ライチョウ保護増殖事業計画」を踏まえ、令和8年4月に「第三期ライチョウ保護増殖事業実施計画」を作成しました。また、同様に令和8年4月に(公社)日本動物園水族館協会と共同で「第3期ライチョウ生息域外保全実施計画」を作成しました。
 

1.協定の目的

相互に連携・協力して、持続可能かつ発展的な山岳生態系の調査及び研究を実施することにより、ライチョウの保護対策及び山岳生態系の保全に寄与するほか、登山者が山岳生態系の調査及び保全に参画する枠組みにより、登山者の環境保全意識の向上及び行動変容へとつなげ、人と自然が共生する持続可能な社会の実現に寄与すること。
 

2.協定の概要

(1)協定の名称
「登山者によるYAMAPへの投稿を活用した山岳生態系調査」に関する環境省、株式会社ヤマップ、長野県の相互連携・協力に関する協定
(2)締結者
環境省              自然環境局長   堀上 勝
株式会社ヤマップ   代表取締役CEO  春山 慶彦
長野県              知事           阿部 守一
(3)主な連携事項
  1)登山者によるYAMAPの投稿データを活用した山岳生態系調査の実施に関すること
  2)ライチョウの生息域調査等に関すること
  3)山岳生態系の持続可能な調査手法の確立等に関すること
(4)協定の内容
  1)株式会社ヤマップは、登山に役立つ地図アプリ「YAMAP」で登山者から投稿されたライチョウの目撃情報等のデータを環境省、長野県へ提供。
  2)提供のあったデータを長野県で分析し、分析結果を(株)ヤマップ、環境省へ共有。
  3)分析結果を基に相互に連携して、中央アルプスでのライチョウ復活プロジェクト及び各山域でのライチョウ保護に必要な取組を検討・実施。
  4)取組のPR及びデータ収集を円滑に進めるため各媒体等を活用し、積極的に取組に関する広報活動を行う。
(5)協定締結の意義
  1)官民共同で協働して保護活動に取り組むことでライチョウの保護体制の強化
  2)市民からの情報提供により、調査の省力化や新たな生息地等の情報取得につながる
  3)得られたデータを研究者が毎年解析し、ライチョウの保護対策に効果的に活用
  4)希少種保護の市民科学(シチズン・サイエンス)の先進的な事例となる(市民参加型)

4月24日 ヤマップ、長野県、環境省の協定締結式の様子
  ヤマップ、長野県、環境省の協定締結式の様子(右から、ヤマップ、やぎちゃん、環境省、長野県)

3.「想いを形に、GPSアートでライチョウ応援プロジェクト第1弾」について

実施者:環境省信越自然環境事務所・(一社)日本GPSアート協会・ぎふライチョウ保全研究会
協 力:深野 祐也准教授(千葉大学大学院園芸学研究科)
目 的:ライチョウの応援者を増やし環境省の保護増殖事業の終了に資すること、ライチョウ保全について知ってもらうきっかけを作り自然環境に対する共通理解を醸成していくことを目的に、広く一般市民とGPSアートの取り組みを行う。
内 容:街中等で歩いた軌跡を記録し模様を描くGPSアートの取り組みとして、ライチョウの模様を描きます。ヤマップのアプリも活用できます。
【第一弾】令和8年5月9 日(土)、10日(日)を目処に、ライチョウ等希少種保全に関わる動物園や関係機関の周辺地域において日本GPSアート協会関係者がライチョウの模様を描きます。
【第二弾】令和8年10月頃に、約1ヶ月程度の期間で全国の市民を対象にGPSアートを募集します。取り組み前後で意識調査等を実施し、取り組みの効果を検証します。

4.その他

ライチョウ観察や撮影マナーの啓発の一環として、復活プロジェクトを行った中央アルプスにおいて、今後、個体識別用の足環からみんなで特定のライチョウを見守るマイライチョウプロジェクトを予定しています。(詳細は後日プレスリリース予定)

【参考】

【参考】
・第三期ライチョウ保護増殖事業実施計画
https://chubu.env.go.jp/shinetsu/content/000395850.pdf
 
・第3期ライチョウ生息域外保全実施計画
https://chubu.env.go.jp/shinetsu/content/000395851.pdf

お問い合わせ先

環境省信越自然環境事務所 野生生物課 福田
TEL:026-231-6573