報道発表資料
2025年09月30日
- 報道発表
令和7年度中央アルプスにおけるライチョウ野生復帰事業の放鳥完了について
環境省では、中央アルプスにおけるライチョウ復活プロジェクトの一環として、関係機関と連携し野生復帰事業を進めています。
今般、(公社)日本動物園水族館協会加盟動物園で飼育・繁殖したライチョウ19羽を計2回にわけて中央アルプス駒ヶ岳へ移送し、ケージによる順化の後、第1回目の9月10日に移送した8羽を9月17日と19日に、第2回目の9月22日に移送した11羽を9月25日と29日に放鳥しました。
野生復帰事業における放鳥は令和7年度が最後であり、今後は放鳥した野生復帰個体の生存及び繁殖状況についてモニタリングを実施します。環境省では中央アルプスの個体群確立を目指し、引き続き事業を進めていきます。
今般、(公社)日本動物園水族館協会加盟動物園で飼育・繁殖したライチョウ19羽を計2回にわけて中央アルプス駒ヶ岳へ移送し、ケージによる順化の後、第1回目の9月10日に移送した8羽を9月17日と19日に、第2回目の9月22日に移送した11羽を9月25日と29日に放鳥しました。
野生復帰事業における放鳥は令和7年度が最後であり、今後は放鳥した野生復帰個体の生存及び繁殖状況についてモニタリングを実施します。環境省では中央アルプスの個体群確立を目指し、引き続き事業を進めていきます。
1.令和7年度野生復帰事業実施結果
野生復帰事業として、中央アルプス駒ヶ岳の頂上山荘周辺において、2回にわけて19羽を移送後、ケージによる馴化作業を行い、その後放鳥しました。
第1回目: 9月 10日8羽を移送し2つのケージに収容(頂上山荘付近)
17日成鳥オス2羽を放鳥
19日雛5羽及び成鳥メス1羽を放鳥
第2回目: 9月 22日11羽を移送し3つのケージに収容(頂上山荘付近)
25日成鳥オス3羽を放鳥
29日雛6羽及び成鳥メス2羽を放鳥
第1回目: 9月 10日8羽を移送し2つのケージに収容(頂上山荘付近)
17日成鳥オス2羽を放鳥
19日雛5羽及び成鳥メス1羽を放鳥
第2回目: 9月 22日11羽を移送し3つのケージに収容(頂上山荘付近)
25日成鳥オス3羽を放鳥
29日雛6羽及び成鳥メス2羽を放鳥
2.令和7年度野生復帰個体について
野生復帰事業における放鳥個体の飼育園館は、市立大町山岳博物館、那須どうぶつ王国、長野市茶臼山動物園及びいしかわ動物園の4園館です。個体は表1のとおりです。
表1.野生復帰候補個体の内訳

[第1回野生復帰事業放鳥個体]
大町:幼鳥3羽(♂3, - )、-
那須:幼鳥2羽(♂1,♀1)、成鳥3羽(♂2,♀1)
[第2回野生復帰事業放鳥個体]
茶臼:- 、成鳥2羽(♂1,♀1)
石川:幼鳥1羽(♂1,♀0)、成鳥3羽(♂2,♀1)
那須:幼鳥5羽(♂2,♀3)、-
表1.野生復帰候補個体の内訳

[第1回野生復帰事業放鳥個体]
大町:幼鳥3羽(♂3, - )、-
那須:幼鳥2羽(♂1,♀1)、成鳥3羽(♂2,♀1)
[第2回野生復帰事業放鳥個体]
茶臼:- 、成鳥2羽(♂1,♀1)
石川:幼鳥1羽(♂1,♀0)、成鳥3羽(♂2,♀1)
那須:幼鳥5羽(♂2,♀3)、-
3.令和7年度の野生復帰個体の足環情報
10月以降に放鳥個体の生存状況を確認していくとともに、ライチョウ目撃時における足環の確認情報の提供を登山者らに呼びかけていきます。
表2:令和7年度の野生復帰個体の足環
表2:令和7年度の野生復帰個体の足環

お問い合わせ先
環境省信越自然環境事務所 野生生物課 福田
TEL:026-231-6573
TEL:026-231-6573