報道発表資料
2025年01月29日
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北アルプストレイルプログラムあり方検討会シンポジウム in富山 ~持続可能な登山道の維持について考える~
北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会は、北アルプス富山県側における山岳登山道の持続的な維持の実現に向け、令和7年2月15日~16日の2日間にてシンポジウムを開催いたします。
1.検討会シンポジウムの実施目的
富山県、新潟県、長野県、岐阜県の4県にまたがる北アルプスは、我が国を代表する山岳景観を有することから中部山岳国立公園に指定されています。富山県エリアは、立山や剱岳などの名峰を擁し、原生的な自然が広がる魅力的なエリアであり、山岳登山が当公園の主要な利用形態の一つとしてあります。
当公園の富山県エリア内を巡る約300kmの登山道は、行政や地元関係者が協力して維持していますが、施設の老朽化や自然環境の荒廃といった課題に直面し、この豊かな登山体験を将来の登山者も引き続き享受できるのかの岐路に立っています。全国的にも山岳登山道の維持管理を行政、山岳団体、そして山を歩く利用者がともに考え、活動する機会が増えているところです。持続可能な登山道の維持は、当公園の重要なテーマです。
環境省では「持続的な登山道維持の実現」を図るため、「北アルプストレイルプログラム(利用者参加制度)」の検討、実証に関係機関及び山岳関係者とともに取組んできました。
本企画は、上記プログラムの一環として、「富山県側の登山道維持に関する現状を山に関わる多くの人に知ってもらうこと」、そして「中長期的に北アルプスの登山道を持続的に利用できるように検討を行うこと」を目的として開催いたします。
当公園の富山県エリア内を巡る約300kmの登山道は、行政や地元関係者が協力して維持していますが、施設の老朽化や自然環境の荒廃といった課題に直面し、この豊かな登山体験を将来の登山者も引き続き享受できるのかの岐路に立っています。全国的にも山岳登山道の維持管理を行政、山岳団体、そして山を歩く利用者がともに考え、活動する機会が増えているところです。持続可能な登山道の維持は、当公園の重要なテーマです。
環境省では「持続的な登山道維持の実現」を図るため、「北アルプストレイルプログラム(利用者参加制度)」の検討、実証に関係機関及び山岳関係者とともに取組んできました。
本企画は、上記プログラムの一環として、「富山県側の登山道維持に関する現状を山に関わる多くの人に知ってもらうこと」、そして「中長期的に北アルプスの登山道を持続的に利用できるように検討を行うこと」を目的として開催いたします。
2.開催概要
■開催日時:2025年2月15日~16日 両日9時45分~ 16時45分(途中入退室可)
■会場:黒部市芸術創造センターセレネ(富山県黒部市宇奈月温泉6-3)
※会場の駐車場は数が限られますので、近隣の有料駐車場又は公共交通機関を利用してご来館ください。
■開催方式:会場+Zoom配信(Zoom配信は両日とも事例発表のみです)
■参加費:無料
■対象者:北アルプス登山に関心がある方、生物多様性の保全や登山道整備に関心がある方
■会場定員:先着400名
3.内容
今回のシンポジウムでは、北アルプスの登山道を対象に、以下の内容が話し合われます。
①課題共有:山岳登山道を維持する人材や財源の確保、登山道維持を持続的に進めるための計画作りなど、現状の課題を整理。
②事例共有:地元関係者や他地域の専門家・団体から、登山道維持の手法・考え方の具体例を学ぶ。
③今後の展望:北アルプスの登山道を持続可能に維持するための取り組みを検討。
1日目:「登山道維持の取組の現状を知る・考える」
前半は5名の地域関係者が登壇し、異なるフィールドや条件下で取組まれている登山道維持の活動について事例発表を行います。聴講者が過去からの経緯と現状、課題意識等について知る機会となるよう、山小屋が行う登山道維持活動、山小屋が登山者を巻き込んで進める新しい登山道維持の取組事例、民間ガイドや民間団体が行う登山道整備や現状把握の取組が発表される予定です。
後半では検討会として、「登山道管理を行う人材の育成 その枠組み作り」について地域関係者と外部有識者(東京農業大学 下嶋聖氏、株式会社YAMAP 大土 洋史氏、一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所 勝俣隆氏)が登壇します。聴講者にも登山道の維持の取組の現状を考えるきっかけとなるよう、現状を改善するための議論を行います。
2日目:「持続可能な登山道維持に向けて将来像を考える」
登山道を持続的に維持するために、調査、計画、現地作業等、それぞれの段階で考えることは多く、ここでは中長期を見据えた目線で調査や計画、維持作業を行っている外部事例を発表していただき、その事例を受けて当公園での登山道維持のあり方・将来像について検討を行います。
前半の事例発表では、聴講者が調査・情報整理・計画作り・保全管理といった側面から持続可能な登山道の維持に向けた考えを他地区の事例から学ぶ機会になるよう、主に外部有識者を中心として北海道の大雪山国立公園をフィールドとして調査、研究、現場の保全管理を行う方々に加え、海外のトレイル管理に知見がある5名が登壇し、他地域での取組事例について紹介します。後半の検討会では、上記5名に加え、一部地域関係者とともに、北アルプスの広域な登山道の維持に向けて今後どのような対策を進めていくべきかについて、中長期的な計画作りも視野に入れた議論を行う予定です。
[詳細はこちら]
4.参加申込み
参加者数把握の為、事前申込が必要となります。上記の北アルプストレイルプログラム公式HP又はQRコードよりお申込みをお願いいたします。
イベント告知用資料及び申込フォーム(QRコード
5.報道機関における当日参加及び取材について
・当日の写真撮影、傍聴等で参加される方については上記の申込リンクを通じて申込いただきご参加いただきますようお願いいたします。
・その他ご質問等ございましたら下記連絡先へご連絡をお願いいたします。
連絡先:環境省立山管理官事務所 担当:中森
TEL: 0764-62-2301 E-mail:NCO-MATSUMOTO@env.go.jp
連絡先:環境省立山管理官事務所 担当:中森
TEL: 0764-62-2301 E-mail:NCO-MATSUMOTO@env.go.jp
お問い合わせ先
環境省信越自然環境事務所
中部山岳国立公園管理事務所
所長:野川 裕史
国立公園管理官:中森 健太
中部山岳国立公園管理事務所
所長:野川 裕史
国立公園管理官:中森 健太