中部地方のアイコン

信越自然環境事務所

報道発表資料

2024年10月21日
  • 報道発表

国立公園における滞在体験の魅力向上先端モデル事業 利用拠点の選定について

 中部山岳国立公園(南部地域)の【乗鞍岳・乗鞍高原・白骨温泉・さわんど温泉】が、「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上に向けた取組方針」(令和5年6月29日公表)に基づく、「国立公園における滞在体験の魅力向上のための先端モデル事業」の利用拠点として選定されましたので、お知らせします。

概要

 環境省では、平成28年より推進している国立公園満喫プロジェクトの更なる展開として、国立公園の美しい自然の中での感動体験を柱とした滞在型・高付加価値観光を推進することとし、令和5年より「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上検討会」において取組の進め方の検討を開始し、「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上に向けた取組方針」(令和5年6月29日公表)として策定しました。
 本取組方針に基づき、昨年8月に、国立公園における滞在体験の魅力向上のための先端モデル事業の対象とする4つの国立公園のひとつに中部山岳国立公園(南部地域)が選定・公表され、各公園において、地域の関係者等と連携しながら利用の高付加価値化に向けた基本構想の検討を進めてきました。
 今般、中部山岳国立公園(南部地域)においては、本取組方針に定められた選定の考え方及び専門委員会(非公開)の意見も踏まえ、乗鞍岳・乗鞍高原・白骨温泉・さわんど温泉地区(長野県松本市・岐阜県高山市)が利用拠点に選定されました。

詳細についてはこちらをご覧下さい。
・環境本省 報道発表:https://www.env.go.jp/press/press_03893.html

選定理由

①推進体制の構築状況
自治体、観光事業者、交通事業者など地域の関係者等が参画する「中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会」において、基本構想案の検討が進み、また、利用拠点選定に係る地域の合意が得られており、関係自治体の積極的な参画・協力及び地域の気運醸成が認められる。
②国立公園としての滞在型・高付加価値観光推進のポテンシャル
民間事業者との対話(サウンディング)において地域資源の活用に関する提案や事業参画の可能性が示されており、基本構想の検討を通じて、利用の高付加価値化に向けた方向性が示されていると認められる。

今後の予定

 利用拠点を中心に、引き続き地域の関係者等と連携し、利用拠点マスタープラン等の策定、地域協働実施体制の構築、自然体験アクティビティとの連携、国立公園ならではの感動体験を提供する宿泊施設の誘致、保護と利用の好循環の仕組みづくり等の取組を進め、滞在体験の魅力向上を図ります。

参考:先端モデル事業対象4公園の利用拠点選定状況

 国立公園  利用拠点
 十和田八幡平国立公園  休屋・休平地区
 (令和6年3月 選定済)
 中部山岳国立公園  乗鞍岳・乗鞍高原・白骨温泉・さわんど温泉地区
 (今回選定)
 大山隠岐国立公園  大山寺地区
 (今回選定)
 やんばる国立公園  検討中

【参考URL】

<国立公園における滞在体験の魅力向上のための先端モデル事業対象公園の選定について(令和5年8月4日)>
 ・環境省自然環境局報道発表:https://www.env.go.jp/press/press_01918.html
<国立公園における滞在体験の魅力向上のための先端モデル事業対象公園の選定について(令和5年8月4日)>
 ・信越自然環境事務所報道発表:https://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2023/press_00075.html

お問い合わせ先

中部山岳国立公園管理事務所
中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会事務局
(直通:0263-94-2024)
 所長:野川 裕史
 国立公園利用企画官:松澤 秀樹
 国立公園管理官:上沼 優