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信越自然環境事務所

報道発表資料

2023年03月01日
  • 報道発表
  • 開催案内

シンポジウム「北アルプス山岳利用サミット~令和時代の山岳利用について考える~」の開催について

 中部山岳国立公園に指定されている北アルプスの令和時代の山岳利用について考える機会として、標記シンポジウムを開催しますので、お知らせします。

1.概要

 昨今、コロナ禍によるアウトドアブーム、またコロナ前から続くインバウンド観光により、山岳未経験者の利用が増加してきています。登山をはじめとした山岳を楽しむ利用者が増加することは、山岳関係者として歓迎しています。
 一方、山岳利用のルール(法令・条例による規制、土地所有者、地域の独自ルール、信仰によるものなど)に関する十分な知識なく利用することによる遭難や他利用者・関係者とのトラブルなどの発生が危惧されています。北アルプス一帯はほぼ中部山岳国立公園に指定されているため景観・動植物保護等に関する規制があり、また標高や地形等から高い登山技術等を要することから、関係自治体・関係団体など様々な主体から山岳利用ルールが出されていますが、受入側からの呼びかけのみでは限界があります。
 山岳地に限らず、世界的な潮流として、観光地域作りにおいては、利用者参加型の観点が基本事項として認識されつつあるところ、北アルプスにおいても受入側と訪問側が協働した山岳利用を目指していきたいと考えています。
 この度、令和の時代の山岳利用について関係者と目指す形について議論しつつ、一般の方にもより良い山岳利用の協力者になっていただくことも狙いの一つとしたシンポジウムを、環境省中部山岳国立公園管理事務所及び北アルプス山小屋協会が共同主催者となり開催いたします。

※シンポジウムの様子は中部山岳国立公園南部地域のYouTubeチャンネルにて配信予定です。
 中部山岳国立公園南部地域YouTube URL:Chubusangaku National Park - YouTube
※後日、中部山岳国立公園の公式facebookページ上で当イベントの録画記録を配信予定です。
 中部山岳国立公園facebook URL:https://www.facebook.com/chubusangaku/

2.開催日時

令和5年3月23日(木)14:00~16:00(終了時刻は予定)

3.開催場所

まつもと市民芸術館
〒390-0815 長野県松本市深志3-10-1

4.登壇者(予定)

・五十嵐 雅人(株式会社山と渓谷 編集長)
・佐藤 泰那(株式会社ADDIX 執行役員 総編集長)
・武田 祐也(長野県警察山岳遭難救助隊松本班班長)
・森川 政人(環境省中部山岳国立公園管理事務所長)
・仁田 晃司(環境省中部山岳国立公園管理事務所 国立公園保護管理企画官)
・佐伯 賢輔(北アルプス山小屋協会 会長、天狗平山荘主人)
・佐々木 泉(黒部観光旅館組合 組合長、阿曽原温泉小屋 代表)
・山田 直(北アルプス山小屋友交会 会長、有限会社奥上高地横尾山荘 代表取締役)

以下からチラシをダウンロードできます。
チラシ.pdf

5.取材・傍聴について (3月17日:受付期限を延長しました。)

取材・傍聴をご希望の方は、氏名、ご所属、ご連絡先を明記の上、下記まで電子メールにてお申し込みください。会場の都合により、取材スペースを十分に確保できない可能性がありますこと、あらかじめご了承お願いいたします。
  申込先:中部山岳国立公園管理事務所 担当:上沼
  E-mail:YU_KAMINUMA@env.go.jp
  申込受付期限(必着):3月22日(水)12時

お問い合わせ先

中部山岳国立公園管理事務所:担当 上沼
(直通: 0263-94-2024)

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