報道発表資料
2021年05月11日
- その他
上高地地域のツキノワグマ実践対策マニュアルの改訂について
昨年発生した小梨平野営場におけるツキノワグマによる人身事故の発生等、近年の上高地地域におけるツキノワグマの確認状況等を踏まえ、平成24年3月に策定した「上高地地域のツキノワグマ実践対策マニュアル」を令和3年4月に改訂しました。今後も、関係者が協働してツキノワグマによる被害や事故の未然防止に努めます。
■主な変更点
- マニュアルの公開
これまで非公開であったマニュアルをWEBページで公開しました。
>WEBページはこちら
http://www..env.go.jp/park/chubu/data/index.html
- 施設閉鎖基準の明確化
周辺で餌付個体が発生した場合、原則、該当野営場は閉鎖としました。
- 出没時のレベル基準やレベルに基づく対応の改訂
利用実態や上高地ビジョン2014の利用ゾーニングにあわせ、レベルの基準やレベルに基づく対応(巡視等)を改訂しました。
- 人的被害防止のための取組みの具体化
事故の発生要因を「出会い頭」「餌付」の2つと位置づけ、人的被害が発生しないよう取組むべきこと(餌付個体の発生0を目指す、など)を具体化しました。
- 関係者が日常的に備えることの具体化
取組みが形骸化しないよう、上高地の関係者が日常的に取組むことを具体化しました。
- ■ 問い合わせ先
- 環境省
中部山岳国立公園管理事務所
所長:森川 政人
上高地管理官事務所
(直通:0263-95-2032)
国立公園管理官:大嶋 達也